日本人は丁寧すぎる?中国人が「ありえない」と日常生活で驚いたこと

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日本人といえば、海外から「几帳面」「丁寧」「親切」といったイメージを持たれていると、耳にすることがありませんか。

もちろん全ての人が当てはまるわけではありませんが、外国人からすると、このような特徴が目立っているのかもしれませんね。

では、日本から距離的にも近いアジア諸国からはどのようなイメージを持たれているのでしょうか。

今回は、日本にも多くの観光客が訪れている中国人の皆さんに、実際にカルチャーショックを含め、来日して感じたことについてお話を伺ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

日本は慎重な人が多い

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「仕事の関係で日本に長期滞在したり、短期でも頻繁に来日しているのですが、商売の仕方の違いに最初は戸惑いました。日本人はとにかく慎重であることは間違いないと思います。中国人は失敗してもスピード重視で、とにかく決断がはやいです。ときには『だまされる方が悪い』というような感じもあります」

なるべくミスがないよう、慎重な作業が求められる日本。それに対し中国では効率重視で、スピーディーな対応が求められます。

だからこそミスをしても、そこから迅速で効率のいい巻き返しが必要とされている中国。日本人の「石橋を叩いて渡る」という文化に驚くケースも珍しくないようです。

思ったことはいわないと!

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「日本人は、思ったことをあまり口に出さないですよね。いいたいことはいわないと!って思ってしまいました。中国は自分の思いをはっきりと伝える文化が強いので、日本で中国の感覚のままでいたら少し驚かれてしまった経験があります」

中国では、自分の意見を相手にはっきりと伝えることがとても大切とされています。


一見、ズバズバと意見をいうことで自己主張が強いと思われるかもしれませんが、黙ったり、いわなかったりするほうが、相手に誤解される可能性があると考えるそう。

その背景には、競争の激しい中国社会ならではの文化が隠れているのかもしれません。

中国は雑だけど日本は丁寧すぎる

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「中国では、包装を綺麗にするという文化がありません。そのため贈り物を買ってもラッピングが雑です。日本人の知人がとても驚いていましたが、むしろ日本が丁寧すぎるんですよ」

中国だけでなく、ヨーロッパやアメリカからも、ラッピングに関しては日本の方が丁寧という声が聞こえてきます。

国によってはラッピングするのはお店の人ではなく、購入者自身というところもあるほど。

日本ではラッピングを丁寧に開封することが好ましいといわれる場合もありますが、海外ではビリビリと大胆に破くことが当たり前とされている国も少なくありません。


壁を感じてしまう

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「日本は『親しきに仲にも礼儀あり』という文化がありますが、壁を感じてしまうことがあります。中国人は家族のように近い距離で接することが好きな人が多いので、日本で他人との距離感に戸惑いました」

中国ではパーソナルスペースが近いことが当たり前。だからこそ日本のように、相手と少し距離を置くということはあまりないのだとか。

距離が近いからこそ知らない人とでも気軽に話したり、身内(家族)同士での繋がりをとても大切にしています。

このように中国から来日した人のなかには、母国との違いにカルチャーショックを受ける人も少なくない様子。それは海外を訪れた私たちにもいえることで、文化が違うからこそ、戸惑ったり、びっくりしたりするときもあるでしょう。

だからこそ世界は広く、おもしろいといっても過言ではありません。これからもさまざまな文化を体験しながら、そのなかで楽しさを見つけていきたいですね。

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