いま世界各国で「ニホン」ブーム。外国人が日本語を学ぼうとしたきっかけは?

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日本語を話す外国人と海外旅行中に出会うと、これ以上のない親近感を覚えませんか?

仮に相手の日本語が片言でも「上手!」「完璧!」「なんでそんなに話せるんですか?」と、初対面の壁など一瞬で取っ払って、いろいろ話し込みたくなります。

実際に話してみると、日本のアニメやJ-POPが好きで自然と覚えた人や、仕事で日本語が必要になった人、きっかけはさまざまですが「日本のカルチャー」を入り口に興味を持ってくれた人が多いようです。

数年前からの日本食ブームも後押しして、最近ではさらに日本語を話せる外国人が増えたように見受けられます。

そこで今回は、「日本語を勉強する外国人」について取り上げます。

なかでも、筆者が実際に見聞きした、あるいは調べて判明した、外国人が日本語学習を始めたきっかけを紹介していきます。

なぜ、385万人もの外国人は日本語を勉強しているのか

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国際交流基金の調査結果を引用した外務省によると、現在142カ国の国と地域で、385万人もの外国人が日本語を勉強しているようです。

この数字には入らないけれど、個人的に日本語に関心を持って自己流で勉強し始めている人も含めれば、もっと数は多くなるはずです。

では、この日本語学習者たちは、どうして”日本語を学んでいる”のでしょうか。


第二次世界大戦の敗戦まで日本が占領していた地域の人たちは、日本語を話せます。しかし、その場合は、無理やり教え込んだ結果とも言えます。

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そうではない現代に、どうして一部の外国人は日本語を勉強しようと思うのでしょう。この点については、いろいろと見解があり、海外の巨大Q&Aサイトにもさまざまな意見が掲載されています。

日本語の勉強方法を知りたい質問者に対して「なんで、日本語を勉強すべき(したい)と思うの?」と逆質問が寄せられていたりだとか、日本語を学びたいと漠然と考えている人が背中を押してもらいたくて「日本語は勉強すべきだと思う?」と質問してみたり。

それらの問いに対して、いろいろな意見が寄せられています。

かつては、今より勢いのあった日本経済にあやかって、日本関連の仕事に就き、自分も豊かになるんだ」と考えた人が多かったようですが、現在の理由はもっぱら、日本への文化的な関心が理由で始める人が多いように見受けられます。

では、具体的にどのような日本文化に関心を持って日本語を学び始めたのか、いくつかの例を、筆者の経験から紹介します。

『ドラゴンボール』を字幕なしで読みたい

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筆者は、ジャーナリストの友人が海外に多いです。

海外の媒体に寄稿したり、各国の政府観光局や航空会社の招待で海外取材に出かけて各地のジャーナリストたちと交友を深めたりするチャンスが年に何回もあるからです。

そうした交流の中で、出会って打ち解けたころに、必ずと言っていいほど話題になるネタは、日本のアニメ・テレビドラマの話です。

ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』などメジャーな作品名はもちろん、筆者が知らないような作品名を挙げて「大ファンなんだ」と伝えてくれます。

オーストラリアの取材で出会った、日本移住を真剣に考えるアメリカ人ジャーナリストの場合、日本語勉強をすでに開始していて、最初に覚えた日本語は「かめはめ波」だと教えてくれました。

「かめはめ波の正確な意味は?」と聞かれた時、筆者も困ってしまいました。しかし、正確に相手が答えられないともわかっているようで、いわば、日本人相手の鉄板ネタの質問みたいです。みなさんなら、なんと説明しますか?

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