コロナ禍は、旅行などの自粛が求められて遠出を控える反面、資格を取ったり「自分磨き」に時間を費やす人も増加しました。
スキルアップの例として、機動性が高く、他者との距離を置きながら楽しむことができる「オートバイ」の免許を取得を挙げた人も多かったようで、コロナ禍終盤にはコロナ流行前を遥かに上回るバイクブームが到来していました。
今では一部の限られた国以外は入国制限が解除され、日本の観光地にも、バイクに乗る外国人の姿が増えてきているように感じました。
そこで今回は、日本人にはもちろん「外国人にも人気のツーリングスポット」を紹介していきます。
「レンタルバイク」でツーリングを楽しむ外国人が増加
人気の観光地は、もちろん交通の便が良いところもありますが、景色のいいスポットというのは公共交通機関では行きにくい場所も多いですよね。
そんな環境のなか、限られた旅行期間で効率よく観光地を回りたい訪日外国人の中には、「レンタルバイク」を利用する人も増えてきているそうです。
先日ツーリング中に、たまたま外国の方に声を掛けられたので少し話を聞くと、その方も観光で日本にやってきて、レンタルバイクを借りているとのことでした。
日本人にはもちろん、外国人にも人気のツーリングスポット
「なるほどねぇ~」と感じたため、その道に詳しい方はいないかなと、訪日外国人旅行者向けバイクツーリング専門の旅行を企画する「FUN Ride JAPAN」代表の松林由紀子さんにお話を伺うことができました。
松林さんによると、外国人に人気のツーリングスポットは、以下のようなところなのだそうです。
- ・富士五湖エリア(富士スバルラインを含む)
- ・高山・白川郷エリア
- ・ビーナスライン
いずれも、日本人ライダーでも「一度は行ってみたい!」と思うメジャー観光スポットで、訪日外国人に日本の伝統や美しさを伝えるのにはもってこいの場所です。
富士五湖エリアからビーナスラインというコースなら、公共交通機関では行きにくくても、レンタルバイクを借りれば1日で回ることもできちゃいますね!
ガイドしてくれる方がいればなおさらですが、レンタルバイクというのは、自然を感じながらフットワークよく、行きたいところを効率的に回るためのベストな選択肢なのかもしれません。
日本で楽しむ「超」ロングツーリング
こうした訪日外国人によるレンタルバイクツーリングが増えつつあるなか、日本人でもなかなか挑戦できないツーリングを実行する人たちもいるそうです。
それが、「超ロングツーリング」です!日本人にも、長期休暇を使って北海道を周るとか、特定の地域を周るという方もいますが、個人あるいは数人でのグループでのお話がほとんどですよね。
一方で、訪日外国人は団体でこの長距離を走ります!
東京発の14日間ツーリングを実施した方に、超ロングツーリングプランの一例を伺いました。
東京→京都→奈良→四国→中国地方→日本海側(山陰)→能登半島→白川郷→高山→東京
2週間という期間も長いですが、走行距離も相当なものですよね。実際に走行する道などによっても変わってきますが、2,000kmぐらいありそうな感じです。
旅の形は人によってさまざま。自分に合った旅の手段を考えよう
観光、買い物、食など、人によって旅の目的があるように、旅の手段もたくさんあります。
今回は、コロナ禍を経て増えたライダーや、レンタルバイクを利用する訪日外国人に着目しましたが、これを機に新しい旅の手段や、自分に合った旅行プランなどを模索してみるのもいいのではないでしょうか。
- image by:梅原慎治
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