中国美女の「日本語教えて」に要注意。知らずに着いていくとそこには…

「高額チャージ」の落とし穴、パン屋やカフェでも要注意

中国現地で被害に遭う可能性が高いのが、普段の「買い物」の場面。

続いては、個人経営の小売業やサービスなどで気をつけなくてはならない「前払い」詐欺について教えていただきました。

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「パン屋やカフェなどの個人経営の小売業に、バレエとか子どもの習い事にジム…いろいろなお店の利用者が被害に遭ってる。

入会や利用にあたり事前にチャージしておけば単価が安くなるから、と前払いをさせて、従業員すら知らない間に経営者が夜逃げ。利用者ともども途方に暮れてしまうんです」(中国人・女性/日本在住歴4年目)

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あろうことか、実際に彼女も被害に遭ってしまったそうです。

「娘が1年間通ったバレエ教室で起きた詐欺です。夏休み用のカリキュラムとして、海外留学も可能な特別コースに100万円近く支払いました。そしたらなんと翌月に教室が倒産。

前払い分はもちろん戻ってこないし、あとから聞いたら従業員さんも騙されていて、そもそも留学のコネなんてなかったみたい…実際に被害に遭ってはじめて詐欺だとわかりました」

中国に限らず海外はスマホ決済やカード決済が主流になりつつありますが、高額チャージや前払いについてはかなり注意が必要ですね。


「現金払い」のおつりは絶対に目の前で確認

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中国のキャッシュレス決済比率は83.8%(2023年時点)。これは1位の韓国(95.3%)を筆頭に、2位まで上りつめる記録です。

現金を使う人が限られるなか、「現金払い」に関する詐欺も横行しています。

「お釣りでお札を返すときに、客から見えないところでお札を数えながら、手品のように隠して正しい枚数を返さないという姑息な手を使うんです」(中国出身・女性/日本在住歴8年)

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「屋台などでは何度もこのおつり詐欺に遭ったことがあります。おつりを返すときに「123…」と数えますが、最初の1で数えたお札は手元の見えないところで小さくたたまれて返しません。

YouTubeなどにも似たようなことをしているマジック動画もあるので、見ておくと見破れるようになるかも」

さらに「おつりを受け取ったら必ず”目の前で”数え直すように。後からでは絶対に返してくれませんから」と念を押されました。

おつり詐欺に遭わないように…という利点も発揮して、中国ではキャッシュレス需要が増加したのかもしれませんね。

今回は、中国で流行する身近な詐欺について紹介しました。

海外旅行にトラブルはつきもの…と言いますが、できれば被害に遭いたくないのは当たり前。事前にどんなトラブルが起こり得るか把握しておくだけでも、被害回避につながるかもしれませんよ。

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