クラシカルなホテルがよく似合う…「OMO5小樽」で再発見したノスタルジックな旅

image by:小林繭

ノスタルジックな街並みが美しい「小樽」は、北海道の中でもダントツ人気の高いスポットです。札幌から列車で40〜50分と日帰りで行ける距離ですが、見どころが豊富なので正直日帰りで訪ねるにはもったいなさすぎる場所。

小樽らしい魅力に触れるには最低一泊はしてほしく、実際、日帰りで訪れ宿泊で予定を組まなかったことを後悔した話はよく耳にします。

小樽にはたくさんのホテルが点在しますが、ヒルトンやシェラトンのような外資のチェーンホテルの姿はなく、わりと独立系が多い印象。

また、ホテルのほかに温泉宿やゲストハウス、アパートメント型など、さまざまな形態の宿があるのでスタイルや予算に応じて選べるのは嬉しい限り。といっても、なかなか宿数が多いので、どこがいいのかホテル選びに悩みます。

そんな小樽で、小樽観光をより楽しくしてくれるホテル「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」を見つけので、ご紹介したいと思います。

おすすめの理由その①小樽観光にパーフェクトな立地!

クラシカルな装飾が施された石造りの西洋建築をリノベした「OMO5小樽。タイルや街灯使いがレトロ! image by:小林繭

ホテル選びの最重要ポイントとして、利便性やロケーションをあげる人が多いと思いますが、「OMO5小樽」はロケーションという意味においてパーフェクト。

ホテルが位置するのは、小樽観光の中心となる運河エリア。運河に面した大通りから2本裏の道沿いに建つので、中心地にありながら落ち着いた静かな環境です。

image by:Shutterstock.com

小樽運河まで徒歩2分、小樽観光の目抜き通りである界町通りや寿司屋通りまで4分、JR小樽駅からも12分なので、どこに行くにもとっても便利。

小樽のように街歩きをメインとした観光の場合ホテルのロケーションは重要で、中心地に宿をとれば買い物をして荷物が増えてしまったときにも気軽にホテルに帰ってくることができるので、とっても楽ちんです。


おすすめの理由その②憧れの歴史的建造物でレトロを満喫!

向かって左側が「旧小樽商工会議所」の建物、右側がフロントのある新館  image by:小林繭

小樽の大きな魅力はそのレトロな街の風景にあり、点在する数々の歴史的建造物が見どころですが、「OMO5小樽」は、ホテルそのものがなんと小樽市指定歴史的建造物

天井や壁に施されたモールディングがクラシカルな雰囲気の客室は居心地抜群 image by:OMO5小樽

「旧小樽商工会議所」を丸ごとリノベーションしているため、外観はもちろん、館内の至るところに古きよき時代のクラシカルな雰囲気がそのまま残る施設です(正確には、「旧小樽商工会議所」の建物をリノベした南館と、フロントのある新しい建物の2棟からなっています)。

ロマンティックな夜の運河のお散歩もおすすめ image by:小林繭

個人的にはロケーションのよさ以上に、この歴史的建造物に泊まれるという点を大きく評価。ガス灯が灯る運河の小径を歩いた後に戻ってくるのが普通のホテルの部屋ではロマンチックな気分も興醒めですが、昔ながらの洋館の佇まいを残すホテルなら、滞在中ずっとレトロでクラシカルな雰囲気を満喫。

窓の外に広がる運河から港の街並みもロマンチックだし、まるでヨーロッパの古いホテルを訪ねたような気分で過ごせます。

南館1階の階段の踊り場は最高の撮影スポット! image by:小林繭

クラシカルな広い踊り場がフォトジェニックな階段や、造られた当時の趣をそのまま残す古いドアやガラスなど建具のひとつひとつも実に素敵で、館内には見どころがいっぱいです。

ちょっとしたディスプレイも気が利いてるので、ロビー階の散策も楽しい!  image by:小林繭

フロントロビー階には、オルゴールや古い鍵をディスプレイしたコーナーが設けられ(なんとこのオルゴールは客室に持っていって楽しむことが可能!)、ホテルで過ごす時間を増やしたくなるはず。

高くとられた天井が素敵すぎる「OMOカフェ&ダイニング」 image by:小林繭

中でも一番フォトジェニックなのが、南館3階のレストランスペース「OMOカフェ&ダイニング」。建築当時の雰囲気をそのまま残しつつ、大きなシャンデリアをポイントにモダン&クラシカルに生まれ変わった空間となっています。

「灯る小樽ナイトラウンジ」では、オイルランプを眺めながら小樽ワインなどいかが? image by:小林繭

随所にアンティークの大きなオルゴールが配されているのも小樽ならでは。夜9時以降はテーブルの上に無数のオイルランプの炎が灯され、なんとも小樽らしいロマンチックな空間「灯る小樽ナイトラウンジ」に変身します!

アンティークオルゴールの演奏が楽しめるので、お酒と一緒に優雅なナイトタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?

1日の仕上げは、小樽らしいクラシカルな空間で image by:小林繭

2024年4月からは「OMOカフェ&バル」としてプチリニューアル予定。ご近所の飲食店の人気メニューをアレンジしたバルメニューも登場する予定とのことなので要チェック。観光から帰って来てからもホテルでゆっくりと小樽を満喫できるなんて最高ですね。

Page: 1 2

TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。