いまだかつてないラグジュアリーホテル開業ラッシュ真っ只中の東京。都心を歩いていると、歩いてわずか数分ほどの距離に高級ホテルが何軒も並ぶきらびやかな一画を見つけます。
実際のところ、一泊25万円以上するようなホテルも平気であるので、顧客になるというのはなかなか非現実的な話ですが、ホテルの使い方は宿泊に限りません。
待ち合わせや打ち合わせ場所として使ったり、宿泊せずともレストランやバーを利用するのもあり。そんな中で、なぜか一番ときめくのはホテルのアフタヌーンティーではないでしょうか。
スイーツやお茶が感動的に美味しいのはもちろん、ラグジュアリーホテルならではの優雅を満喫できる贅沢な選択です。
居心地のよさを演出する空間とテーブルを彩る上質なカトラリー類や食器の美しさ、そして気の利いたサービスに至るまで、すべてが品よく優雅な佇まいであることがどれだけ気分よくさせてくれるか!お茶を楽しみながら、完璧に非日常へエスケープした時間が過ごせるのが魅惑のアフタヌーンティーの条件。
ということで、今回はこの「秋に楽しみたいアフタヌーンティー」をセレクトしてみました。
オータム アフタヌーンティー/ジャヌ東京
リゾートラバーたちのハートを捉えてやまない「アマン」の姉妹ブランド「ジャヌ」が、世界に先駆け東京に第一号をオープンさせたのは今年の3月のこと。すでにオープン時から注目を集めるのが、このラグジュアリーホテルのアフタヌーンティー。
5階にある、高くとった天井に大きなランプシェードが並ぶダイナミックかつエレガントな空間「ジャヌ ラウンジ & ガーデンテラス」でいただきます。
季節ごとのテーマを表現した洗練されたセイボリー&スイーツは、組み合わせのバランスが絶妙すぎると高評価。沖縄ティーファクトリーの内田智子氏や、バリスタ日本チャンピオンの石谷貴之氏が厳選したティー&コーヒーをはじめとしたドリンク類の充実も申し分ありません。
この秋のメニューとしては、梨や栗、かぼちゃ、紫いもなど秋の味覚をそろえた「オータム アフタヌーンティー」が9月1日(日)よりスタートします。
また、平日の18:00から20:30まではセイボリーとアルコールを含むドリンクがいただける「イブニング ハイティー」もあり、こちらもおすすめです。
- ジャヌ東京「オータム アフタヌーンティー」
- 東京都港区麻布台1-2-2
- 050-1809-5550
- 東京駅
- 料金:10,100円(税込・サービス料込)
- 開催期間:2024年9月1日(日)~9月30日(月)
- 時間:12:00~17:00(1部 12:00~14:00/2部 15:00~17:00)
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クラシックアフタヌーンティー/ブルガリ ホテル 東京
「東京ミッドタウン八重洲」の40階から45階に位置する「ブルガリ ホテル 東京」。憧れのハイジュエリーブランドが展開するこちらのホテルは、東京にいながらにしてイタリアを旅したような気分になれる超高級ホテルとして、今の東京を語るときに欠かせない存在です。
さすがブルガリならではの美的エッセンスが散りばめられたアフタヌーティーももちろん大人気。ミシュラン3つ星シェフ、ニコ・ロミート監修の「クラシックアフタヌーンティー」では、ホテルのキッチンでひとつひとつ丁寧に仕上げられた、まさに宝石のようなセイボリー&スイーツを楽しむことができます。ハイエンドな空間で非日常にどっぷり浸かりたいときにぴったりなアフタヌーンティーですよ!
- ブルガリ ホテル 東京「クラシックアフタヌーンティー」
- 東京都中央区八重洲2丁目2-1 40階
- 03-6262-3333
- 東京駅/京橋駅/日本橋駅
- 料金:10,500円
- 時間:10:00~21:30/アフタヌーンティーは11:30~全8部の各120分制
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洋梨アフタヌーンティー・洋梨のハロウィンアフタヌーンティー/アンダーズ東京
虎ノ門ヒルズのリュクスなライフスタイルホテル「アンダーズ東京」のアフタヌーンティーは、最上階51階の「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」から目の前に広がる高層の風景を眺めながらゆったりとした時間を楽しめるもの。月ごとにテーマを変えたメニューが展開されるので、行くたびに新しい体験ができるのも魅力です。
2024年9月は「洋梨アフタヌーンティー」として、秋に旬を迎える甘く香り高い洋梨を贅沢に使用したアフタヌーンティーがお目見え。洋梨のフラン、洋梨の冷静スープなど洋梨を使ったスイーツ&セイボリーメニューが勢ぞろいする他、シーズナルスペシャルティーとして洋梨アイスティーも登場します。
続く10月は、「洋梨のハロウィンアフタヌーンティー」と、洋梨がさらに装い新たにハロウィン仕様になってバージョンアップ。遊び心たっぷりのシェフの技を目で見て舌で楽しむ“福眼&口福”体験が待っています。
- アンダーズ東京「洋梨アフタヌーンティー」「洋梨のハロウィンアフタヌーンティー」
- 東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー
- 03-6830-1234
- 虎ノ門ヒルズ駅/虎ノ門駅/霞ヶ関駅/内幸町駅/新橋駅
- 料金:どちらも7,020円(税込・サービス料込)
- 「洋梨アフタヌーンティー」開催期間:2024年9月1日(日)~ 2024年9月30日(月)
- 「洋梨のハロウィンアフタヌーンティー」開催期間:2024年10月1日(火)~ 2024年10月31日(木)
- 時間:第1部 12:00~14:00/第2部 15:00~17:00
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ザ・リッツ・カールトン東京コレクション アフタヌーンティー/ザ・リッツ・カールトン東京
2024年5月にリニューアルオープンされた「ザ・リッツ・カールトン東京」の45階にある「ザ・ロビーラウンジ」。
グランドピアノが置かれたこの開放的な空間は、以前からいつ訪れても東京らしいハイエンドな雰囲気に包まれた場所でしたが、今回のリニューアルでは東洋と西洋の融合に和の美意識がトッピングされた落ち着いたモダンな空間に生まれ変わり、より居心地がよくなった印象です。
このリニューアルに合わせてアフタヌーンティーも一新。新しくなった「ザ・リッツ・カールトン東京コレクション アフタヌーンティー」は、外国人ゲストを意識してか和の食材や旬の食材を豊富に用いたラインアップ。
一年を通じて日本の繊細で美しい四季にインスパイアされたメニューが並び、洗練されたシェフの技とセンスが凝縮されたセイボリーやスイーツはまるで絵画のような美しい佇まい。
新たに目の前でチョコレートやスイーツを運び取り分けてくれるデザートトロリーも登場し、通常のスタンドではなく、シンプルで美しい有田焼きの器がセレクトされているところにもこだわりが感じられます。
ホテルオリジナルの紅茶や日本茶を含む厳選した全12種類のティーコレクションも気になるところ。まるで瀟酒な邸宅を思わせる極上の空間でいただく極上のアフタヌーンティーで、ぜひ贅沢の極みを体験してみて。
- ザ・リッツ・カールトン東京「ザ・リッツ・カールトン東京コレクション アフタヌーンティー」
- 東京都 港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
- 03-6434-8711
- 六本木駅/乃木坂駅
- 料金:9,400円(税込・サービス料込)
- 時間:12:00~17:00
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オータム・アフタヌーンティー with TruffleBAKERY/コンラッド東京
汐留のラグジュアリーホテル「コンラッド東京」のアフタヌーンティーは、浜離宮やベイフロントを眺める28階のバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」にて楽しめます。
ガラスのプレートに並ぶフォトジェニックなスイーツ&セイボリーは、旬のフルーツや食材をふんだんに取り入れたもの。季節ごとに斬新なテーマが添えられているのもポイントで、秋のテーマはハロウィン!
今年は「オータム・アフタヌーンティー with TruffleBAKERY」と題し、タロットカードの世界観に着想を得た秋スイーツと、トリュフをはじめ専門食材とパンをソリューションしたベーカリー「TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)」とのコラボレーションサンドイッチが楽しめるアフタヌーンティーが提供されます。
栗や洋梨、いちじく、紫いもなど秋の味覚づくしが嬉しいですね。スイーツと見まごうセイボリーの美しく繊細な仕上げもコンラッドならでは。
- コンラッド東京「オータム・アフタヌーンティー with TruffleBAKERY」
- 東京都港区東新橋1-9-1
- 03-6388-8745 (レストラン予約直通)
- 汐留駅/新橋駅
- 料金:9,900円(税込・サービス料込)
- 開催期間:2024年9月1日(日)~10月31日(木)
- 時間:11:00~16:30 ※2時間制
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ザ・ペニンシュラ アフタヌーンティー/ザ・ペニンシュラ東京
アジア最古のホテルグループ「ザ・ペニンシュラホテルズ」。その代名詞として知られているのがアフタヌーンティーです。
「東洋の貴婦人」と称される旗艦ホテルのザ・ペニンシュラ香港からの伝統を受け継ぐアフタヌーンティーを、ザ・ペニンシュラ東京の1階「ザ・ロビー」では、東京ならではのスタイル、バードケージ型のスタンドで楽しめます。
季節ごとにテーマを変えたセイボリー&スイーツが載せられたシルバーのバードケージ型スタンドが実にフォトジェニックで、シルバーのティーポットが一緒に並ぶと、それだけで優雅の極み!
ちなみに、9月1日(日)~9月30日(月)の期間で“お月見”をテーマとしている「アフタムーンティー」が開催されます。
月を意味する“Moon”を掛けて「アフタムーンティー」と題し、南瓜、芋、栗、茸などの旬の秋の味覚を使用した、夜空に浮かぶ満月やウサギなどから着想を得た多彩なアイテムが並びます。自家製スコーンやティーセレクションと共に優雅な午後を楽しんでみては?
- ザ・ペニンシュラ東京「ザ・ペニンシュラ アフタヌーンティー」
- 東京都千代田区有楽町1-8-1
- 03-6270-2888
- 日比谷駅/有楽町駅/銀座駅
- 料金:9,000円(月曜~金曜)/10,000円(土日祝日)
- 開催期間:2024年9月1日(日)~9月30日(月)
- 時間:11:30~20:00(L.O. 18:00)
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マンダリン オリエンタル 東京
通常、アフタヌーンティーというと午後から夕方にかけてのお茶となりますが、「マンダリン オリエンタル 東京」は20時まで利用可能と時間的にフレキシブルなのが特徴です。
アフタヌーンティーをいただくのは、38階の最上階に位置するシックな「オリエンタルラウンジ」。このラウンジから東京の夜景を眺めながら楽しむアフタヌーンティーなんて、ちょっと贅沢だと思いませんか?
エグゼクティブペストリーシェフのファビアン・マルタン氏によるインスピレーション満載のセイボリー&スイーツにはファンも多く、季節ごとにメニューを変えて展開されます。
この秋の「オータムアフタヌーンティー」には、どんぐりのペストリー、いちじくのシュークリーム、モンブラン、ラムレーズンのパウンドケーキなどこっくりとした秋の味覚のスイーツと、旬の素材にエスプリを効かせたセイボリーメニューが並びます。夕方遅くからのスタートにして、夕景と夜景の両方を眺めながらというのがおすすめです。
- マンダリン オリエンタル 東京「オータムアフタヌーンティー」
- 東京都中央区日本橋室町2-1-1
- 03-3270-8188
- 東京駅/三越前駅
- 料金:8,602円
- 開催期間:2024年9月16日(月)~10月17日(木)
- 時間:11:00~20:00 ※2時間制
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都心で気軽に完璧な非日常が楽しめるのがアフタヌーンティーの魅力。いつもの東京も身を置く空間を変えると、こんなにもゴージャスに切り取られるわけです。
東京ライフを楽しむトピックとして絶対におすすめなので、ぜひお気に入りのアフタヌーンティーを見つけに足を運んでみてはいかがでしょう。
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