見ごろはいつ？都内から気軽に行ける秋に美しい「絶景花畑」12選

そろそろ秋のお出かけシーズンに向けて遊びの計画を立てたくなるタイミングです。お天気がいい日を狙って出かけたいのが、満開の秋の花を楽しむ絶景花畑。

コスモス、曼珠沙華（彼岸花）、バラなどが秋晴れの青空に映える美しさをぜひとも近くで眺めたいもの。ということで、「都内から気軽に行ける秋の絶景花畑」をご紹介しましょう。

埼玉日高市「巾着田」／曼珠沙華

見ごろ：9月中旬

秋を告げる花といえば「曼珠沙華（マンジュシャカ）」。サンスクリット語のmanjusakaは“天上に咲く赤い花”という意味で、お彼岸のころに咲くことから「彼岸花」とも呼ばれています。

独特なカールを描く花びらと、花びらより長く細く伸びた雄蕊と雌蕊。葉はなく、ニョキッと伸びた茎の先にドキッとするほど赤い花を咲かせます。群生して咲く様子は一面に赤い絨毯を敷き詰めたようで、まるで天井界へと繋がる結界を示すようにも映ります。

この曼珠沙華の里として有名なのが埼玉の日高市にある「巾着田」。毎年9月中旬ごろになると、自生する500万本もの曼珠沙華が咲き乱れ、普段は静かなこの場所が多くの人々で賑わいます。アクセスは西武線の高麗駅から徒歩15分ほど。曼珠沙華開花時のみ入場料500円が必要となります。

神奈川県横須賀市「長井海の手公園 ソレイユの丘」／コスモス

見ごろ：10月上旬〜下旬

東京ドーム4個半分もの広大な敷地に季節の花が咲く「長井海の手公園 ソレイユの丘」は、三浦半島長井の相模湾を眺める丘の上に位置する公園です。南仏プロヴァンスをイメージした園内には花畑や野菜畑をはじめ、オートキャンプ場、観覧車やメリーゴーランドなどさまざまな施設が充実。

春にはネモフィラ、夏はひまわり、そして秋には2万本のコスモスを楽しむことができます。風に揺れるコスモスの花はプロヴァンス風の背景と合わさりとってもフォトジェニック！

園内にはアルパカやカピバラに会える「ふれあい動物村」もあるので、ファミリーにもおすすめのスポットです。三崎口駅よりバスが運行されているので、電車でのアクセスもO K！

神奈川県横須賀市「くりはま花の国」／コスモス

見ごろ：9月中旬〜10月下旬

横須賀、久里浜港を見下ろす丘の上にある「くりはま花の国」は、24時間オープン、入園料無料の公園です。園内には、つばき園やハーブ園をはじめ季節の樹木や花々が楽しめるスポットをはじめ、スポーツ施設も充実。

花の国というだけあって、もちろん一年中花を楽しむことができますが、イチオシは春のポピーと秋のコスモス。これからの時期は、100万本ものコスモスが咲きほこるお花畑が見ごろを迎えます。

この「くりはま花の国」ならではのお楽しみが、「秋のコスモスまつり」の最終日に無料花摘み大会が開催されること。お花を摘んで持って帰ることができるなんて嬉しすぎます。見どころ満載の三浦半島、横須賀方面へのドライブで訪れてみてはいかがでしょう。

千葉県船橋市「ふなばしアンデルセン公園」／コスモス

コスモスまつり・ハロウィン装飾：2024年10月1日～31日

「ふなばしアンデルセン公園」は、船橋市にある童話作家アンデルセンをテーマにした自然公園です。なぜアンデルセン？かというと、船橋がデンマークのオーデンセンデン市と姉妹都市にあることが理由です。

園内には風車や北欧風の建物をはじめ、アンデルセンが生まれ育ったデンマークの田園風景やアンデルセン童話の世界が再現され、そのクオリティの高さはとても入場料900円とは思えないほどで、わざわざ遠方から足を運ぶ人も多い人気の公園となっています。

北欧の風景とともに四季の花々を楽しむことができるのも大きな魅力で、秋のお楽しみは約20種類10万株のコスモス畑。風車を背景に風に揺れるコスモスの風景は童話の世界そのまま。

この季節にはあちらこちらにハロウィンオーナメントが飾られる「コスモスまつり・ハロウィン装飾」も開催されます。メルヘンの丘ゾーンには広さ約600平方メートルのコスモスめいろもオープン。いつもにも増してフォトジェニックなアンデルセン公園が楽しめます。

秋色に染まるバラも見ごろに