ホテルや旅館などの宿泊施設の中でも、今やひとつのジャンルとして確立されている「民泊」こと『Airbnb』。自宅の一部屋を宿泊場所として貸し出す新しい宿泊のかたちは、ユニークさやリーズナブルな旅を求めるゲストから、国内外問わず支持を集めています。
そこで今回は、世界最大級の宿泊予約プラットフォームAirbnb日本法人「Airbnb Japan」が発表した「日本からの韓国渡航者」についての動向結果をご紹介します。増加傾向にあるというその数ですが、目的は一体何だったのか、早速チェックしてみましょう。
アーティストのコンサートに合わせて最も適した立地を選べるのが『Airbnb』の魅力
とある2人がサンフランシスコの自宅を宿泊場所として解放し、3人のゲストを招いた2007年に誕生した『Airbnb』。「ホスト」と呼ばれる宿泊箇所のオーナー登録者は、今や世界中で500万人にまで増加しています。
国を問わず、ほぼ全ての国と地域に登場しているAirbnb。宿泊したゲストの総数は15億人を超えており、ホテルではないからこその個性溢れるインテリアや流れる時間の面白さに、すっかりハマっているという方も多いかもしれません。
そんなAirbnbを利用する人たちは、一体どんなことを目的に旅をしている人が多いのでしょうか。調査を見てみると「人気アーティストのコンサート」と「スポーツイベント」が非常に多いことがわかりました。
北米を中心としたアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどのオセアニア方面を中心に、その目的で訪れたAirbnb利用者は増加。その国で開かれる公演のみならず、なんとアーティストのツアーを丸ごと追いかけているような宿泊者も見られているそうです。
最近では、世界トップクラスの歌姫テイラー・スウィフトがヨーロッパツアーを行った時、そのスケジュールと同時進行でヨーロッパのリスティング検索数が増加。その増加率も70%と驚異の伸び率を示していたそう。
このことから、テイラーのコンサートのためにヨーロッパのAirbnbを予約したうち、およそ1/3がアメリカの旅行者だったことも判明。Airbnbは、今やマーケティングツールとしても大きな存在となっています。
そこで、グローバルな人気を誇るアーティストを次々と輩出しているK-POPのアーティストたちと、そのファンの動きにも注目。K-POPアーティストたちは積極的に海外ツアーを行っており、同時に多国籍なファンが韓国旅行へと訪れています。
ファンからは、コンサートへの参加はもちろんのこと、大好きなアーティストたちにまつわるスポットを巡る「ファンガールツアー」が大人気。お目当てのセレブが足を運んだ場所と、同じ空間でとっておきのひとときを過ごしているようです。
それに伴って、韓国・ソウルのAirbnb稼働率はなんと前年比37%もの増加が見られているとのこと。また、ソウル市内での人気エリアは「中区」「麻浦区」「江南区」の3エリアに集中しているということがわかりました。
アーティストたちがオン・オフ問わず訪れるようなコアなスポットを効率的に巡ったり、体力勝負のコンサート後も限りなく移動せずに泊まりたいというニーズに対して、フレキシブルに宿泊施設を決められるAirbnbは大きなメリットとなっています。
そこで、コンサートのほとんどが開催されるソウルから、各会場のほど近くに位置しているAirbnbをチェック。数ある中でも選りすぐりの高評価を獲得している6つのリスティングをご紹介します。
1. WEZIP-J/ソウル市龍山区(ヨンサン)
ソウル市龍山区の「WEZIP-J」は、大人気の会場『ブルースクエアコンサートホール』から車で約20分ほど。屋上から「Nソウルタワー」を眺めることができ、人気エリアの「梨泰院(イテウォン)」にも近く、賑わうソウルの夜に繰り出すこともできます。
2. Juin Stay/ソウル市九老区(グロ)
韓国初のドーム型野球場であり、韓国最大のドームでもある「高尺スカイドーム」から車で約5分という絶好のロケーションで人気なのが「Juin Stay」。シンプルで洗練されたインテリアに加え、周囲は落ち着いた住宅街で安心して過ごすことができるのもポイントです。
3. Calm Stay/ソウル市松坡区(ソンパ)
1988年、オリンピック体操競技場として建造された人気のライブ会場「KSPOドーム」から車で約20分ほどに位置している「Calm Stay」。最大で5人まで一緒に宿泊することができるため、家族旅行の人にも多く利用されています。
4. Apple Mango House/ソウル市松坡区(ソンパ)
「蚕室(チャムシル)総合運動場」に歩いて20分ほどで到着でき、「ロッテワールドアドベンチャー」「ロッテワールドタワー」などの人気観光名所にも近い「Apple Mango House」。「セマウル伝統市場」にもアクセスしやすく、韓国料理が好きな方にもオススメです。
5. Stay HANGA/ソウル市麻浦区(マポ)
多くのバンドによるライブ会場として人気の「Yes24 Wanderloch Hall」から車で7分ほどの「Stay HANGA」は、ベッドルームが5つもあり、なんと最大14名まで同時に宿泊が可能。韓国の若者世代に人気が高いホンデにも近く、賑やかなソウルを体感できます。
6. GoodTimes/ソウル市麻浦区(マポ)
「Shinhan pLay スクエア」へ車で10分ほどの距離に位置している「Good Times」は、リラックスしたムードに溢れたAirbnb。広々としたキッチンが備わっていて、50年以上の歴史を持つ「望遠市場」も近く、食材の入手も簡単。自宅で料理をしている気分を味わえます。
夢中になったアーティストのコンサートを思いっきり楽しめるだけでなく、韓国・ソウル観光も同時体験することが叶う、ユニークな立地のAirbnbたち。訪れるたびに異なるお部屋に泊まってみるのも、楽しい思い出のひとつになるかもしれませんね。
- source:PR TIMES
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