冷たい風が吹き、厚手のコートが手放せなくなる季節。冬の旅といえば、雪景色や温泉、ウィンタースポーツを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし近年、「寒さを避けて快適に過ごしたい」という新しい旅のニーズが高まっています。
軽装で街を歩き、海辺を散策し、穏やかな陽光の下でゆったりと過ごす。そんな冬とは思えない開放的な時間が、実は日本国内で叶うのです。
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を運営する株式会社令和トラベルが発表した「晩秋〜冬でもあたたかい日本のまちTOP30」は、気候データや観光要素、食文化、アクセスなどの視点から、冬でも心地よく滞在できる温暖なまちを浮き彫りにしています。
この冬は、寒さに耐える旅から、暖かさを満喫する旅へ。新しい冬旅のスタイルを探しに出かけてみませんか?
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温暖な冬の旅を測る5つの評価軸
今回のランキングは、全国1,741の自治体を対象に、以下の5つの視点(各20点満点)で評価されました。
- 自然の美しさ:冬でも楽しめる景観や自然環境の豊かさ
- 体験の幅:アクティビティや観光スポットなど、楽しみ方の多様性
- 環境の快適さ:気候の安定性や滞在時の過ごしやすさ
- アクセスの良さ:都市部からの移動のしやすさ、訪れやすさ
- 地域ならではの個性:その土地でしか味わえない独自の魅力
これらの視点から、冬の寒さを忘れさせてくれる、特別な体験ができる自治体が選ばれています。
第10位 鹿児島県枕崎市/79点
自然16点/体験14点/環境18点/アクセス13点/独自性18点
薩摩半島の南端に位置する港町「鹿児島県枕崎市」。三方を山に囲まれ、南は東シナ海に面する温暖な気候が魅力です。開聞岳を望む雄大な景観の中で、冬でも快適な海辺の散策が楽しめます。
この地は鰹の一大産地として知られ、全国の料理人に愛される枕崎鰹節や、船上で生き〆された「ぶえん鰹」など、海の恵みを存分に味わえる食文化が根付いています。新鮮な海の幸と郷土料理を堪能する、ローカルな冬旅が待っています。
第9位 宮崎県日南市/81点
自然17点/体験15点/環境17点/アクセス16点/独自性16点
黒潮の恵みを受けた「宮崎県日南市」は、宮崎県南部に広がる温暖な海辺のまち。冬でも屋外での活動が心地よく、開放的な時間を過ごせる環境が整っています。
モアイ像が立ち並ぶサンメッセ日南をはじめ、異国情緒あふれる風景が旅人を魅了します。温暖な気候と独特の景観が織りなす、どこか非日常的な冬の体験が、ここでは叶います。
第8位 鹿児島県鹿児島市/82点
自然17点/体験14点/環境15点/アクセス19点/独自性17点
南九州の中心都市として、都市機能と自然が見事に調和する「鹿児島県鹿児島市」。桜島を間近に望む雄大な景観は、この地ならではの魅力です。
市内各所に点在する温泉施設では、温暖な気候の中でゆったりと湯に浸かる贅沢な時間を過ごせます。アクセスの良さと豊かな食文化、観光資源がそろい、冬旅の拠点として最適な都市です。
第7位 沖縄県竹富町(西表島)/83点
自然18点/体験20点/環境20点/アクセス11点/独自性14点
世界自然遺産に登録された西表島を擁する「沖縄県竹富町」。冬でも平均気温が20℃近くという温暖な気候の中、亜熱帯のジャングル探検や美しい海でのアクティビティが満喫できます。
澄んだ冬の夜空に輝く満天の星々は格別の美しさ。都会の喧騒から離れ、自然と一体になる非日常の冬旅が、ここでは待っています。個性豊かな島々が織りなす、唯一無二の体験が魅力です。
第6位 沖縄県糸満市/85点
自然17点/体験16点/環境18点/アクセス18点/独自性16点
沖縄本島南部に位置し、那覇空港からのアクセスも良好な「沖縄県糸満市」。年間を通して穏やかな気候に恵まれ、冬場でもやわらかな日差しの中で夕暮れの海岸散策を楽しめます。
琉球ホテル&リゾート名城ビーチでは、約30万球の光が織りなすイルミネーションイベントを開催。潮騒をBGMに、海と光が融合した幻想的な世界が広がります。道の駅いとまんでは新鮮な海の幸、陸の幸も堪能でき、リラックスした南国の癒やし時間を満喫できます。
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