目的地は、車窓?「乗ってみたい海外の鉄道・列車」ランキング ベスト10

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飛行機なら数時間で越えてしまう距離を、あえて丸一日かけて進んでいく。窓の外を流れる氷河や湖を眺めながら、終着駅に着いてしまうのをどこか惜しく感じてしまう。鉄道旅には、そんな不思議な時間の贅沢があります。

海外各地が新緑に包まれるこの季節。効率とは正反対の場所にある列車の旅は、旅慣れた人ほど強く惹かれる旅のスタイルではないでしょうか。

株式会社阪急交通社が、全国の20代以上の男女518名を対象に「乗ってみたい海外の鉄道・列車」の意識調査を実施し、その結果をランキング形式で公開しました。選択肢は、阪急交通社の「海外の鉄道・列車の旅」特集ページに掲載されている鉄道(「その他」を含む)。つまり、実際にツアーで乗れる路線の中から選ばれた“現実的な憧れ”のランキングだという点が、この調査の面白いところ。

それでは、10位から順に、それぞれの路線が「なぜ乗ってみたいのか」を紐解いていきます。

第10位 キュランダ鉄道(オーストラリア)

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ケアンズから高原の街キュランダまでを約2時間で結ぶ観光列車。1891年開業の歴史を伝えるレトロな木造車両が、生命力にあふれる深い森をゆっくりと分け入っていきます。

走るのは世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の一部、バロン渓谷国立公園の熱帯雨林のなか。巨大な滝や渓谷が次々に現れ、五感で大自然の熱気を受け止める2時間になります。

第9位 ベルゲン鉄道(ノルウェー)

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首都オスロとノルウェー第2の都市ベルゲンを結ぶ、全長約490kmの長距離鉄道。北ヨーロッパで最も標高の高い場所を走る幹線で、森、氷河、湖と、北欧らしい大自然のパノラマを惜しみなく見せてくれます。

食堂車や子ども向けのプレイエリアを備えた車両もあり、長時間の乗車でも飽きることがありません。家族での鉄道旅を考えている方にとっては、有力な一本といえるでしょう。

第8位 フロム鉄道(ノルウェー)

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ミュールダール駅から、フィヨルド観光の拠点フロムまでを走るノルウェー屈指の人気路線。世界有数の急勾配で知られ、高低差約865mをゆっくりと下っていきます。


切り立った峡谷、断崖絶壁を落下する滝。車窓に迫る風景の迫力は、写真では到底伝わりません。フィヨルド観光と組み合わせて計画したい路線です。


第7位 ゴルナーグラート鉄道(スイス)

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1898年に開通した伝統ある登山鉄道。ツェルマットから標高3,089mのゴルナーグラートまでを、わずか約40分で駆け上がります。

最大の特徴は、トンネルがなく全線が屋外を走ること。乗車しているあいだずっとアルプスの大パノラマが続き、中間駅で目の前にそびえるマッターホルンの姿は圧巻です。終着点の展望台まで、視界が途切れる瞬間がありません。

第6位 皇帝列車「マジェスティック・インペラーター」(オーストリア)

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ハプスブルク家のために造られた“走る宮殿”を復元した豪華列車。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートが外交や旅行に用いた当時の車両を再現しており、重厚な内装や調度品がそのまま歴史の証人となっています。

流れる車窓を眺めながら、一流のサービスと最高級の美食を味わう時間。景色を見る旅ではなく、帝国の栄華そのものを体感する旅です。

第5位 レーティッシュ鉄道(ベルニナ線・アルブラ線/スイス・イタリア)

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自然と調和した鉄道景観そのものが世界文化遺産に登録されている名路線。アルブラ線の見どころは、高さ約65mのランドヴァッサー橋やアルブラトンネルといった土木遺産の数々です。

一方のベルニナ線は、標高4,000m級の山々と氷河を車窓に映しながら国境を越えていきます。大自然と歴史的建築、その両方を一度に味わえるのがこの路線の贅沢さです。

第4位 サンタクロース・エクスプレス(フィンランド)

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首都ヘルシンキと、サンタクロース村があるロヴァニエミなどを結ぶ人気の夜行寝台列車。清潔感のある2階建て寝台車両には、1人部屋、2人部屋、シャワー付き個室と多彩な客室がそろいます。

夜間走行のため移動時間を無駄にせず、目覚めれば北の大地。夏は白夜と針葉樹の森、冬は雪景色と、季節ごとにまったく違う車窓が待っています。上位で唯一の“寝ながら進む”鉄道旅です。

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