高速道路のサービスエリアやパーキングエリアと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?トイレ休憩、缶コーヒー、眠気覚ましのガム…かつてはそんなイメージが大半だったかもしれません。
ところが近年、全国のSA・PAはかつてない進化を遂げています。施設限定のグルメに行列ができ、展望デッキから望む絶景がSNSを賑わせ、足湯や温泉まで備える施設も珍しくありません。もはや「通り過ぎるだけの中継地点」ではなく、それ自体が旅の目的地へと姿を変えつつあるのです。
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を運営する株式会社令和トラベルは、口コミ・メディア評価や注目度など複数の指標を組み合わせた独自調査により「全国SA・PA人気ランキングTOP30」を発表しました。今回は、そのランキングから上位10施設を順に詳しくご紹介します。次のドライブで「ちょっと寄ってみようかな」と思える、小さな旅の種が見つかるはずです。
第10位 壇之浦パーキングエリア/関門自動車道(山口県下関市)
第10位にランクインした「壇之浦パーキングエリア」といえば、「本州最後のPA」というその肩書きだけで、旅情をかき立てられる方も多いのではないでしょうか?目の前に広がるのは、関門橋の巨大なアーチと、その下を行き交う船が描く白い航跡。潮の流れが速いことで知られる関門海峡のダイナミックな水面を、手が届きそうなほど間近に感じることができます。
日が暮れると、対岸の門司港レトロがオレンジ色の灯りに包まれ、昼とはまったく異なるロマンチックな表情に。名物のふぐ料理を味わえるレストランやハイウェイホテルも併設されており、「もう少しだけ、この景色の中にいたい」という気持ちに応えてくれる場所です。
第9位 めかりパーキングエリア/関門自動車道(福岡県北九州市)
壇之浦PAと海峡を挟んで向かい合う、九州側の展望スポット「めかりパーキングエリア」。2021年にリニューアルされた展望デッキに立てば、ライトアップされた関門橋が夜空に弧を描き、門司港レトロの街並みが宝石箱のように光を放つ光景が目に飛び込んできます。
2026年には『じゃらん』の「絶景に癒やされるSA・PAランキング」で第2位に選出されるなど、その眺望の美しさは折り紙付き。9位の壇之浦PAとセットで、本州側と九州側の両岸から関門海峡を眺め比べてみるのも、この区間ならではの贅沢な楽しみ方です。
第8位 米山サービスエリア/北陸自動車道(新潟県柏崎市)
第8位にランクインしたのは、「米山サービスエリア」でした。佐渡弥彦米山国定公園の高台という立地が生む眺望は、北陸道随一との呼び声も高い絶景です。眼下に広がる日本海はどこまでも青く、晴れた日には佐渡島のシルエットが水平線にくっきりと浮かび上がります。
何より見逃せないのが、夕暮れ時。日本海に沈む夕日が海面を茜色に染め上げる瞬間は、ハンドルを握る疲れを一瞬で忘れさせてくれるほどの美しさです。鯛茶漬けやサバサンドなど、海の恵みを生かしたメニューで小腹を満たしてから出発すれば、そのあとのドライブもきっと上機嫌で走れるでしょう。
第7位 霧島サービスエリア/宮崎自動車道(宮崎県小林市)
九州を南北に縦断するドライブの途中、霧島連山の懐に抱かれた「霧島サービスエリア」は、看板メニュー「霧島ちゃんぽん」の存在抜きには語れません。野菜たっぷりの熱々のスープをすすれば、運転で強張った体がじんわりとほぐれていくのを感じるはず。チキン南蛮など宮崎を代表する味覚もそろい、リピーターが絶えない理由がひと口でわかります。
九州縦断ドライブの計画を立てるなら、「霧島SAでの食事休憩」をあらかじめ組み込んでおくのがおすすめです。お腹を満たし、霧島の山々の稜線を眺めてひと息つけば、旅の後半戦にも力がみなぎってくるでしょう。
第6位 蓮田サービスエリア/東北自動車道(埼玉県蓮田市)
2019年のリニューアルでNEXCO東日本エリア最大級へと生まれ変わった「蓮田サービスエリア」。駐車場は旧施設の約3倍、店舗規模は約2倍に拡大し、生鮮食品売り場まで備えるその姿は、もはやサービスエリアというより「高速道路の上にあるショッピングモール」といったほうがしっくりきます。
東北方面へ向かうドライブの出発直後、あるいは帰路の最後の立ち寄りスポットとして、休憩以上の楽しみを提供してくれる存在。「ちょっとした買い物」のつもりが、気づけばカゴいっぱいの土産を抱えていた…!そんな嬉しい誤算が待っているかもしれませんね。
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