九月に入っても、京都の夜はまだまだ夏の名残を引きずっている。日中の日差しは少しずつ和らいできたものの、日が落ちてもなお肌にまとわりつくような蒸し暑さが残る、そんな季節の変わり目。ふと立ち止まって考える。今年の敬老の日は、誰とどう過ごそうか——。
祖父母と孫、そして両親。三世代がそろって出かける機会は、意外と少ないものです。そんな家族に、ちょうどいい提案があります。
京都・東本願寺前の「お東さん広場」で、2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間、「第17回 京都夜市」が開催されます。
累計来場者42万人超、京都最大級のナイトマーケット
「京都夜市」は、食・文化・ものづくり・体験・ステージを掛け合わせ、地域住民と観光客がともに楽しめる、京都最大級のナイトマーケットです。2025年6月の第1回開催以来、継続的に回を重ねてきました。
前回(第16回)は2日間で約7万6千人が来場し、これは過去最多を記録した数字。累計来場者はすでに42万人を超え、SNSフォロワーは約7,000人、月間のSNS閲覧数は最大81万回にのぼるといいます。京都市の後援も受けており、地元と観光客の双方から支持を集めるイベントへと成長してきました。
前回の第16回では「百鬼夜行」をテーマに妖怪仮装コンテストやパレードを展開しましたが、第17回はそこから趣向を変え、「家族で楽しむ京都の夜」をテーマに掲げています。
敬老の日を前に、三世代で「夜遊び」を
今回の京都夜市が目指すのは、シニア世代だけを対象にした「敬老イベント」ではありません。祖父母から孫まで、三世代がそれぞれの楽しみ方を見つけられる夜をつくることが狙いです。
会場には90店舗以上の屋台・キッチンカー・物販・ワークショップが集結。さらに、忍者ショーや大道芸パフォーマンス、篠笛&フラダンスのステージ、猿回しといった見応えのある演目に加え、同志社大学「人力俥友之会」による人力車体験、子どもたちが店長を体験できる「こども店長体験」など、見るだけでなく参加して楽しめる企画が並びます。
「おじいちゃん、これやってみよう」「孫と一緒に、ちょっと夜遊びしてみよう」——そんな会話が自然と生まれる二日間になりそうです。
姉妹夜市・宮島から観光協会が特別参加
今回最大の目玉といえるのが、京都夜市の姉妹夜市「宮島夜市」を開催する宮島観光協会の特別参加です。世界中から観光客が訪れる京都と宮島、二つの観光地の夜市がつながり、それぞれの文化や特産品を紹介し合います。
目玉企画のひとつが「杓子焼印体験」。宮島細工の伝統工芸品である杓子に、大鳥居や鹿、紅葉など宮島を象徴する図柄の焼印を自由に押して、自分だけのオリジナル杓子をつくる体験です。普段は宮島島内の施設でのみ行われている人気企画で、広島県外での実施は今回が初めて。京都にいながら宮島の文化に触れられる、京都夜市ならではの特別な機会です。
あわせて、宮島細工協同組合による丸盆や彫刻などの木工品も初の京都出展。宮島発祥の縁起物として知られる杓子をはじめ、職人技が光るアイテムが並びます。
さらに、創業101年の老舗・藤い屋が手がける宮島銘菓「もみじまんじゅう」も登場し、京都の夜市で宮島の味を楽しめる貴重な機会となります。
二日間限定、世代を超えて楽しめる無料振る舞い
会場では、両日それぞれ異なる無料振る舞い企画も実施されます。
9月12日(土)17時1分からは、日本の四季を表現した和菓子「練り切り」を先着290名に無料で振る舞い(提供:It Wokashi/ラクトフーズ株式会社)。
9月13日(日)17時からは、まだ残暑の続く京都の夕暮れにひんやりと涼をとれる「冷やし善哉」を先着250名に無料で振る舞います(協賛:株式会社山梨製餡)。
いずれも数量限定でなくなり次第終了となるため、狙っている方は早めの来場がおすすめです。
- 第17回 京都夜市(シルバーフェスティバル)
- 東本願寺前「お東さん広場」(京都市下京区烏丸通七条上る)
- 五条駅
- 入場料:無料
- 2026年9月12日(土)、9月13日(日)
- 2026年9月12日(土)16:00~23:00/9月13日(日)15:00~22:00
- 公式サイト
まとめ
日中はまだ暑さの残る京都も、日が落ちれば少しずつ秋の気配が近づいてくる季節。そんな夜の時間帯だからこそ楽しめる「京都夜市」は、祖父母から孫まで、家族三世代がそれぞれのペースで過ごせる貴重な場所です。
宮島から届く杓子焼印体験や銘菓もみじまんじゅう、忍者ショーや人力車体験、そして期間限定の無料振る舞い——90以上のブースが並ぶ広場には、五感で楽しめるコンテンツが凝縮されています。
敬老の日を翌週に控えたこの週末、遠くへ出かける予定がなくても、東本願寺前の夜市に足を運べば、いつもとは違う家族の時間が生まれるかもしれません。今年の秋の始まりは、ぜひ京都の夜で三世代の思い出づくりをしてみてください。