ここが変だよ有田町!移住者だから気づいたまちの「おもしろ」探し

いま暮らしているまちの良いところって、 普段の生活の中ではなかなか目につきにくいもの。進学や結婚などのライフイベントで住み慣れたまちを離れたとき、改めて良さを実感します。地域移住計画からお届けするのは、佐賀県有田町に赴任した地域おこし協力隊の一人が始めた、まちに染み付いた魅力や面白さに気づいてもらうためのプロジェクトです。

【佐賀県有田町】この町は
400年分のおもしろさを内包するテーマパークだ!

昨年9月に埼玉県から佐賀県有田町に移住し、「地域おこし協力隊」として活動しているMotoyasuさんが、「イジュー★ライター」として、これから移住現場の生の情報をお届けしていきます!

皆さん、有田町と言えば何を思い浮かべますか?

おそらく、9割の人は「有田焼」というかなあ。

有田焼のすてきなコーヒーカップ

「有田焼」が浮かばなかった残り1割の人、「有田みかん」とか思ってません?…それ、和歌山県の有田川町ですからねー。

そんな前置きはさておき、有田町は今年で有田焼創業400周年を迎えたんです。でも現在、焼き物の売上はピーク時の約2割。多くの窯元が廃業に追い込まれ、窯業の担い手は減少の一途をたどってます。

有田焼の販売店。とてもおしゃれです。

そんな有田町にある内山地区。ここは伝統的建造物が158戸も立ち並ぶ歴史ある地区ですが、町内で最も人口減少と高齢化が進んでいるエリアでもあります。シャッターが閉まった空き店舗も多く、平日は閑散としていて歩行者すら見かけることが少ない現状。

そんな地区の活性化と移住・定住促進をミッションとして言い渡された地域おこし協力隊の私。ぐわー、むずかしそう。でもまずは、ここの特徴を知ろうと歩いて見て回ることにしました。

閑散としている内山地区。普段、観光客の姿は滅多にない。

すると、出てくる「?」「?」の数々。「バス停の案内板、これってもしや有田焼?」


有田焼のバス停案内板

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