千葉なのに東京を名乗る「浦安市」が、我が街を見つめ直す?市民ドラマ

浦安の魅力満載の市民ドラマ

先ほども触れましたが、今年は浦安市制施行35周年に当たる年です。それを記念して、「浦安をもっと知ってもらいたい!」と立ち上がった市民による連続ドラマ「あしたはすってんぱれ」が、J-COMチャンネルの行政情報番組「こちら浦安情報局」で放送されました。

タイトルの文字を書いたのは現市長・松﨑秀樹さん制作陣も出演者も全員が浦安市民。

実はこの番組のバックナンバー、YouTubeを通して世界中、どこからでも見ることができます。

独特のユルいストーリー展開や演出が、いつしかなんだかクセになります。……あれ、もしかしてこれくる? ゆるキャラに続いて、「ゆるドラ」くる?

こちらのドラマは全6話。どんな内容か、気になりますよね?

第1話

主人公の茂木道夫は浦安に引っ越してきたばかりの売れない小説家。

昨年結婚し、アルバイトをしながら文学賞の受賞を夢見て執筆活動を続けています。新作のテーマはズバリ「浦安」ですが、取材がうまく行かず、なかなか筆が進まないのが現状です。そんななか、第1話で妻の妊娠が発覚。喜んでアルバイトに向かう途中、道夫は白いワンピースを着た少女に出会い、堤防を飛び越えた彼女を助けようとしたところ謎の穴に落ちてタイムスリップしてしまいます。

第2話

というわけで第2話以降、ドラマではタイムトリップを通して浦安の歴史を振り返るストーリーが展開します。そして、ちょっとした小道具にも浦安らしさがあふれているのです。

第3話

たとえば第2話はかつて浦安にあった「堀江村」を舞台にしていたり、第3話ではかつてこの一帯で見られた木造船「べか舟」や、浦安市民のソウルフードとも言われる「たまごフライ」が登場したり。そうそう、道夫が浦安三社祭と思しきお祭りへ出かける姿も見られますね。

そしてちょくちょく出てくるあのキャラは……そう、浦安に行けば会えるアイドル、みんな大好きな「べか舟かっぱ」との関連ですね! 何を言っているかわからない人は、浦安市の健康センターの川辺へ行き、境川で顔を洗って出直しましょう(本気にしないでください)。

漁業の町だった浦安が、高度成長期の公害を経て埋め立てが進み、現在の浦安へと姿を変えてゆく。そんな浦安の歴史をダイジェストで振り返ることができる「あしたはすってんぱれ」。これを見れば、浦安の魅力はテーマパークだけではないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

これを観れば、浦安の見方が少し変わるかもしれませんよ!

第4話

第5話

第6話

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