こんにちは、TRiP EDiTOR編集部です。読者のみなさんのなかには、いまごろの時期に地元から上京した人もたくさんいると思います。かくいう筆者も地方出身者。東京で暮らしていると、地元とのいろいろな違いに気づくことがあるのです。
例えば、モノの呼び方。地域によって呼び方が違うモノって、意外とたくさんありますよね。そこで今回は「そうそう、地元ではこう呼んでいた!」と懐かしくなる、「全国各地の呼び方の違い」をまとめてみました!
学校で履く室内履き、何て呼ぶ?
学校で履いてた室内履き。関東では「うわばき」と呼ぶのが主流だそう。ほかの地域では「うわぐつ」、「ズック」などと呼ぶこともあるんだとかです。それにしても、懐かしい!あなたの地元では何て呼んでいましたか?
この野菜、何て呼ぶ?
「とうもろこし」に対して、こんなに呼び方があるなんて!「とうきび」や「とうみぎ」などは、とうもろこしを想定できる範囲ですが、「まんまん」、「なんばん」、「こーりゃん」、「やまととーんちん」となると、まったく別物に感じますよね。
親指を突き出す遊びのこと、何て呼ぶ?
大人でもたまにやってしまう、この親指をつきだして遊ぶゲーム。最近では「いっせーのせ」、「いっせーので」から「指スマ」まで、バラエティ豊かな呼び方がずらり。
なんでも千葉県千葉市では「チョメチョメ」「ちゅんちゅん」などかなり多彩な呼び方があるんだとか。また福井では「ルンルン」と呼ぶそうですが、なんだかメルヘンチックですよね!
この料理、何て呼ぶ?
具材をみると「豚汁」に見えますが…。こちら山形県庄内地方ではれっきとした「芋煮」です。山形県といえば内陸と沿岸地域では味も作り方も違うため、同じ県内でもたびたび芋煮戦争が起こるほど。
庄内地方は豚肉を使った味噌ベースの芋煮が主流で、ほかの地域からは、「豚汁と一緒」と見解が。宮城や福島でも豚肉と味噌ベースの芋煮を食べる習慣があるそうです。
大きな紙、何て呼ぶ?
一般的には「模造紙」と呼ばれる、大きな紙ですが、全国的にはこんなに呼び名があったなんて!
この和菓子、何て呼ぶ?
関東地方では「今川焼き」と呼ばれる、中にあんこが入ったこちらの和菓子。大判焼き、回転焼きなどとも呼ばれます。兵庫県では、お店の名前が由来となって「御座候(ござそうろう)」と呼ぶそうです。そういえば筆者の両親は兵庫出身なのですが、そんな呼び方をしていた気が…?
黒板を消すもの、何て呼ぶ?
黒板を消すものといえば「黒板消し」。しかし、鹿児島では「ラーフル」と呼びます。日本語とは思えないおしゃれな呼び名!
傷に貼るこれ、何て呼ぶ?
「絆創膏」として知られている傷口に貼るテープ。全国各地で呼び名が異なります。サビオ、カットバン、バンドエイド、リバテープは、固有の商品名からそう呼ばれています。ちなみに、サビオは製造中止になっているため、若い世代には通じないのでご注意を!
この座り方、何て呼ぶ?
「正座をする」のことを、京都では幼児語で「おっちんする」、富山では「ちんちんかく 」というそうです。深い意味はないのですが、口に出すのが何だか恥ずかしくなってしまいますね。
鶏肉を揚げた料理、何て呼ぶ?
子どもから大人まで人気の「から揚げ」。しかし、これを「から揚げ」と呼ばない地域があります。それは北海道。北海道内では、家庭でも、居酒屋でも、「ザンギ」。北海道旅行で初めて「ザンギ」という言葉を聞いて、「ザンギって一体なんなんだ!」と思った人も多いとか。
ちなみに北海道出身者に「から揚げ」と「ザンギ」の違いを聞いてみましたが、「ザンギの方が味付けが濃い気がするけど、同じものだよ〜」ということ。
いかがでしたか? 「そうそう、これこう呼んでた」という懐かしさや、「へえ〜ほかの地域ではこう呼ぶんだ!」という驚きと発見もありましたよね。なんだか懐かしくなって、いますぐ地元に帰省したくなったという方もいるかもしれませんね。
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- 初回掲載2018/01/19、更新2020/03/24
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