世界で受賞歴もある地ビール「湘南ゴールド」が、ビールと呼ばれないワケ

輝かしい受賞歴があっても「ビール」とは呼ばれず

湘南ゴールドビールは、果実が少しずつ県内に出回るようになった2008年より春夏限定で販売を開始。2009年よりJリーグ 湘南ベルマーレの「ベルマーレビール」として採用。また「インターナショナル・ビアカップ 」のフルーツビール部門では発売初年より10年連続入賞。2011年には英国の「ワールド・ビア・アワード」フレーバーエール部門でアジアベストを獲得。2012年にはアジア最大級のクラフトビールの祭典「ビアフェス横浜」にて来場者人気投票をもとに授与される神奈川県知事賞を受賞。そして2016年3月、日本外国特派員協会主催「第2回世界に伝えたい日本のクラフトビール2016」に選出されました。

2018年4月の酒税法改正では、ビールに果物などの副原料を使用する場合、麦芽量の5%以内と決められました。しかしこのビールには麦芽量30%の果物を使用しているため、残念ながら「発泡酒」表記になってしまいました。それほどのフルーツ含有量こそが、サンクトガーレンのこだわりの証なのです。

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