30秒ですぐ絶景。埼玉の秘境「三波渓谷」で出会った神秘的な景色

駐車場脇の坂道です。看板が見える場所が階段入口になっています。
階段です。少し薄暗いですが、手摺りも完備されていて安心です。

では、駐車場から渓谷までのルートをご案内しましょう。まず、写真の坂を下ります。そして、坂の先にある階段を下りていきます。すると、いきなり渓谷です。どの位いきなりかと言うと、“階段の下はすでに川”というくらい、いきなりなのです。

目の前に広がるいきなりの絶景。青みがかった水に吸い込まれそうになります。

察しの良い方はお解りかと思いますが、渓谷に下る階段が写っている写真を撮るためには、川の中に入り、反対側の岸に渡る必要があります。残暑の続くこの季節には気持ち良い冷水ですが、サンダルなど、濡れても良い履物を履く事をおすすめします。

渓谷の上流へ向かうと、緑がかった大き目の岩がゴロゴロしています。

ところでこの三波渓谷には、「御荷鉾緑色岩(みかぶりょくしょくがん)」と呼ばれる、緑がかった岩石が多く見られます。この川の水が青みがかって見えるのも、この石によるものかもしれません。

そして、三波渓谷の三波は、この緑色の石が、群馬県藤岡市を流れる三波川付近で採掘される緑色の石(三波石)に似ている事から付けられた名なのだそうです。

三波渓谷入口の道標。字が見えにくいので見落とし注意です。
都幾川四季彩館側には、三波渓谷との位置関係が判る地図もあります。

ちなみに、インターネットなどで三波渓谷を調べると、日帰り温泉施設やバーベキュー広場がある、「都幾川四季彩館」が出てきますが、こちらの施設は、三波渓谷入口に対して、川を挟んで反対側に位置します。

レジャーとしては、こちらの施設に立ち寄るのも良いですが、今回私が探していった三波渓谷は、県道172号線沿いにある駐車場からアクセスする場所です。道標が傷んでいて、油断していると通り過ぎてしまうこともあるので、気をつけてください。実際私も、一度通り過ぎてしまいました。

屋根付きのバーベキュー施設です。
都幾川四季彩館です。訪れた時間帯が早かったため、まだ開館していませんでした。

都心から車で約1時間半駐車場から僅か30秒で辿り着き、都会の喧騒を忘れさせてくれる三波渓谷。残暑の続く今の季節はもちろん、これから始まる紅葉も見応えがあると思います

駐車場から近すぎて運動不足解消にはならないかもしれませんが、気軽に楽しめる絶景スポットに、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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