スーパーマーケットの野菜コーナーの一角に、鍋スープのレトルトパックがずらりと並ぶ季節になりました。いつの間にか、カレーや豆乳などと種類がどんどん増えて、今ではレモン鍋やワイン鍋など変わり種も登場。地域性も出やすい鍋料理、各家庭ではどのような味を楽しんでいるのでしょうか。
今回、株式会社創味食品が、全国の20代~60代の男女800人を対象に実施した「味付け鍋に関する意識・実態」の結果を発表しました。早速ご紹介します。
鍋料理をどのくらいのペースで食べるのか
まず、どのくらいの頻度で鍋料理が食べられているのでしょうか。2017年度(秋~冬場)で最も多かったのは、週に1回 で33%。次いで、月に2~3回が30%、週に2~3回が21%という結果でした。
全体の57%、ほぼ6割の人が週に1度以上、鍋料理を食べていることがわかります。さっと作れて体が温まる鍋料理は、やはり冬場に大活躍するようですね。
人気は王道の味、1位は「しょうゆ味ベース」
続いて、昨年の秋~冬場にかけて「どのような鍋料理をしたのか」を訪ねたところ、最も多かったのは、しょうゆ味ベースの鍋で51%。次いで、キムチ鍋50%、塩味ベースの鍋が40%と、定番の味付けが上位を占めています。一方、最近は普通に商品棚に並んでいる 豆乳鍋やカレー鍋などの味付けが、それぞれ21%、13%と振るわなかったのが意外ですね。
実際に味付け鍋を作る際にどのような調味料を使っているのか訪ねた結果、 68%の人が味付けにパウチや瓶入りの既成品を使用しているということがわかりました。手軽に作れる鍋だからこそ、味付けも手軽さが一番のようですね。それでも、昆布や鰹節などからとった出汁や醤油、味噌、酒などで、好みの味を作るこだわり派も健在です。
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