日本「文化」がトレンド?爆買い中国人観光客が変化した理由

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第9位「日本料理を作りたい」

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第9位にランクインしたのは、「日本料理を作りたい」でした。

世界的に人気を集める日本料理。食材から調味料にはじまり、お皿や盛り付けなど細部までこだわり抜かれた日本食はまるで芸術のようともいわれています。

そんな日本食、お隣の国・中国のみなさんにとっても、身近な食べ物でもあります。現地では多くの日本食レストランがあり、最近では北京や上海といった大都市だけでなく、地方都市へも店舗を展開するお店も増えていますね。

今回の「日本料理を作りたい」というのも、日本食文化が身近になり、より関心が高まっているということが影響しているのかもしれません。

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日本料理作りを体験できるお店も、和菓子と同様に全国各地に存在します。なかでも都内で開催されている日本の家庭料理を作るクッキングクラスには、中国人観光客だけでなく、世界各国から多くの方が参加しているのだとか。

10位の和菓子作りといい、「食べて楽しむ」だけでなく、「作って食べて楽しむ」という参加型の体験が注目されているようですね。


第8位「森林浴をしたい」

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第8位には日本人にとってもちょっぴり意外な体験、「森林浴がしたい」がランクインしました。

近年、森林浴は「Forest Bathing(フォレスト・ベイジング)」というアクティビティが世界的なブームとなっています。これ、実は日本の森林浴が発祥なのです。

森林浴とは、森や林のなかに入って散策したりレクリエーションを行ったりして、自然のなかでリラックスすることを意味します。とくに九州地方では、この森林浴を楽しむ中国人の方が増えているのです。

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また、森林浴の発祥地といわれている長野県の「赤沢自然休養林」は、年間約10万人が訪れる森林浴の元祖スポットなのだとか。発展の進む中国でも、自然に癒しを求めている方が多いのかもしれませんね。

第7位「お茶をたてたい」

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第7位には「お茶をたてたい」がランクインしました。

日本文化の象徴といっても過言ではない茶道。かつて千利休が説いた「四規七則(しきしちそく)」という心得があります。

ゆったりとした心と作法でお茶をたて、一つひとつの美しい動作のもと、一切のことを忘れてお茶を味わう。そんな「お茶をたてる」という行動は、外国人観光客にとって、日本独特の文化を堪能できる貴重な体験なのです。

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お茶の名産として知られる京都府宇治市の「宇治 丸久小山園」では、工場見学のコースのなかで、茶室体験や抹茶のたてかたを体験することができます。

このように日本でしか体験できないことが、多くの観光客を魅了しているようですね。

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