2000年もの歴史を持つ日本には、数多くの歴史スポットが存在します。通常、歴史スポットと聞くとお城や神社仏閣をイメージするかと思いますが、それ以外もたくさんあります。
そこで今回は、日本各地の歴史と文化を感じる施設をまとめてご紹介します。
目次
日本橋/東京都中央区
東京都中央区の「日本橋」は、江戸時代に整備された五街道の出発点とされた場所です。
また江戸時代には非常に商業、特に海産物関係の商売が盛んだった場所でもあり、江戸庶民の非常に活気のある生活ぶりが見られました。
- ・スポット詳細記事
- >>>歴史散歩にぴったり。江戸文化の香りが残る「東京・日本橋」地名散歩(掲載日2018/04/21)
横浜赤レンガ倉庫/神奈川県横浜市
神奈川県横浜市中区の「横浜赤レンガ倉庫」は、横浜のシンボルのひとつとなっている、大正時代の初期に創建された赤レンガで造られた倉庫です。
周辺には、ショッピングモールやレストランもあり、ショッピングも楽しむことができます。
春日大社本社本殿/奈良県奈良市
奈良県奈良市春日野町の「春日大社本社本殿」は、世界遺産にも登録されているは約1,300年の歴史を持つ神社です。
本殿は国宝に指定されており、国内のみならず世界的も有名で、外国人観光客も多く訪れています。
道後温泉本館/愛媛県松山市
「日本三古湯」のひとつといわれる道後温泉には、戦前に建築された重要文化財である「道後温泉本館」があります。
道後温泉は、文豪夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台としても知られていますね。2019年1月15日から保存修理工事が開始されましたが、入浴は可能です。
錦帯橋(きんたいきょう)/山口県岩国市
山口県岩国市の「錦帯橋(きんたいきょう)」は、山口県の代表的な歴史建造物といえます。美しいアーチ状になったこの橋は江戸時代に建てられました。
周囲にも美しい自然が残っており、橋とともに見事な美しさを見せてくれます。
ちなみに、吉川英治作の「宮本武蔵」では武藏最大のライバルである佐々木小次郎が、必殺剣「燕返し」を編み出したのは、この橋で燕が飛ぶのを見てヒントを得たという設定になっています。
原爆ドーム/広島県広島市
日本は世界で唯一の被爆国です。その凄惨さを語り継ぎ、平和を訴えていくためにも、世界遺産として広島県広島市の「原爆ドーム」は登録されています。
平和記念像/長崎県長崎市
1945年8月9日、長崎市へ広島市に続いて原爆が投下されました。「平和記念像」は、平和を祈って1955年に彫刻家の北村西望氏が製作したものです。
台座には「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」と刻まれています。広島市の原爆ドームと並ぶ、歴史を深く学ぶことができるスポットです。
大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)/長崎県長崎市
長崎県長崎市の「大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)」は、隠れキリシタンの悲しい歴史を物語る歴史的建造物です。
1597年に日本で初めて殉教した日本二十六聖人に向けて建てられました。
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かつての庶民の暮らしぶりを伝えるものから、悲しい歴史までいろいろな出来事があります。その歴史があるからこそ、いまこの時代があるのです。
そんな歴史スポットをめぐれば、そして、知ることができれば、深く考えるきっかけになるのではないでしょうか。
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