通勤時間など、相変わらずの混雑が感じられる東京での生活。
政府は、東京への一極集中や地方の労働人口減少の改善を目的として、東京から地方にUIJターンや移住で就職・起業した人に対する支援金制度の創設を発表しました。
一方で、老後を優雅に過ごすイメージの強い海外移住も、昨今は早期リタイア組を加えてさらに増加傾向にあるといわれています。
そんななか、株式会社エアトリが10代~70代の男女1,195名を対象に「移住」に関する調査を実施しました。国内、国外を含めて、新たな人生を踏み出すきっかけにもなる情報を、早速チェックしてみましょう。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
半数以上の人が「移住を考えていない」
「地方(国内)や海外への移住についてどのように思いますか?」という質問では「したいとは思わない」(50.6%)と、約半数の人が国内での移住を考えていないことが判明。
考えている人の割合は「いずれは地方移住をしたい」(7.5%)、「地方移住を考えたことがある」(31.1%)の、合計38.6%となっており、まだまだ一極集中は続きそうです。
一方で「海外移住したいとは思わない」との回答は19.1%にとどまり、「いずれは海外移住をしたい」(19.5%)、「海外移住を考えたことがある」(50.7%)の合計で70.2%と、約7割の人が海外への移住を検討した経験を持ちます。
さらに実際の移住経験がある方は国内・海外いずれも10.7%という結果に。現実的なことを知りやすい国内より、海外移住は夢が広がるのかもしれません。
「移住の際に重視する(した)ポイントは?」という質問では、地方(国内)移住で「自然の豊かさ」が50.8%と最多の回答に。
2位は「気候の快適さ」(48.5%)、3位が「物価の安さ」(31.2%)でした。
8位には「地元に愛着がある」(12.0%)、9位に「家族(両親)と一緒に過ごすため」(11.0%)と、約1割の人が「出身地へのUターン」を理由に移住を考えていると回答。年を重ねるごとに、地元へ戻りたいという気持ちは増していくのかもしれません。
続けて、海外移住時に重視するポイントは「気候の快適さ」が60.2%で最多回答、2位は「物価の安さ」(57.4%)、3位が「治安の良さ」(52.4%)となっています。
1年中温暖な国なども多く、日本では体験できない気候の国で快適な人生を送りたい、という考えに至るケースも多いのかもしれません。
移住したい都道府県1位沖縄、2位北海道、3位福岡
「地方(国内)移住したい都道府県は?」という質問では、「沖縄」が256票を獲得し1位に。2位「北海道」(90票)に2.5倍以上の差をつける結果となりました。
都道府県旅行先満足度調査では、1位が「北海道」、2位が「沖縄」でしたが、移住先としては「沖縄」が「北海道」を上回る結果に。
「冬も暖かいし、飛行機の本数もあるので移動もしやすいと思うので。(40代女性)」という声が上がっていることから、やはり温暖な地域は人気が高いようです。
「海外移住したい国や地域は?」という質問では、「マレーシア」が311票を獲得し1位に。
「治安や物価が安定していて、食事も日本人に合う。気候も温暖(40代男性)」と、いいことづくめです。
2位には「ハワイ」(306票)、3位は「タイ」(292票)と、こちらでも温暖なリゾート地が上位にランクイン。世界中で、暖かい地域は支持されるようですね。
- ・スポット詳細記事
- >>>現代の桃源郷?日本からの移住先として「マレーシア」が人気の理由(掲載日2019/12/14)
東京をはじめ、混雑が避けられない場所で日々を送ってきた人たちにとって、とても惹かれるキーワードの「移住」。メリットとデメリットを考えながら、新たな人生を考えてみるのも良いかもしれません。
- source:@Press
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