有名観光地の怪奇現象…。昔から伝わる世界遺産のミステリアスな話

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紫禁城(故宮博物院)/中国

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最後はアジアに目を向けてみましょう。現在は故宮博物院(博物館)として活用されている北京にある宮城「紫禁城」も、ミステリアスな話が伝わっています。

清の時代に復興した場所で、中国の皇帝が暮らした居城でもあります。Guide to the world’s supernatural placesによれば、1417年(明の時代)に造営され、1421年に改築披露式典が催された皇帝の居城に、各国の使節が招かれたといいます。

その際、後宮(妃が住む殿舎)で発覚したスキャンダルが各国の使節に漏れないように、関係者およそ3,000人を永楽帝が抹殺してしまったのだとか。永楽帝に特に愛されていた数人の妃については生かされたといいますが、永楽帝が死んだとき、その妃たちも殺されたそう。その亡霊たちを、今でも目撃する人がいるみたいですね。

ちなみに故宮博物院の公式ホームページをチェックすると、営業時間は春夏が8:30~17:00、秋冬が8:30~16:30で、最終入館時刻が春夏は16:10、秋冬は15:40となっています。うがった見方をする人たちは、この早い閉館時間について、観光客と亡霊たちの遭遇を回避させるためではないかと考えているのだとか…。

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故宮博物院は言うまでもなく世界遺産で、

<a priceless testimony to Chinese civilization during the Ming and Qing dynasties>(UNESCOの公式ホームページより引用)

とあります。「(故宮博物院を含む一帯は)お金には替えられないほど価値があり、明、および清の時代における中国の文明を明らかにしてくれる」といった理由で、世界遺産に認定されたのだとか。

故宮博物院には有名な天安門もあり、天安門広場もあります。広場に連結する形で前門大街のにぎわいもあり、世界有数の観光スポットになっていますよね。この必見の旅行スポットを訪れるときは、何か超自然的な存在との遭遇を期待してみても楽しいかもしれませんね。

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