エリザベート皇妃の足跡をめぐる。ウィーン旅のおすすめスポット&グルメ6選

オーストリアの首都・ウィーンには、600年もの間ヨーロッパを統治したハプスブルク家に関係する豪華絢爛な建物や遺物が数多く残されています。

そんなハプスブルク家の中でも「絶世の美女」として有名なエリザベート(エリーザベト)は、この家に嫁いだことで自由を奪われながらも、自分を見失わずに生き続けた自立した女性として有名ですね。

ウィーンの街には、そんなエリザベートを感じることができる建物やお菓子がたくさんあります。今回はぜひ見て食べてほしいその数々をご紹介します。

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ホーフブルク宮殿

ホーフブルク宮殿の入り口。たくさんの観光客であふれています。image by:Haru

かつてハプスブルク家の住まいでもあった「ホーフブルク宮殿」は、政治の要でもあった場所です。ウィーンの街の中心部に位置するのでアクセスもよく、まわりにはお土産屋さんやカフェ、馬車が並びます。

王宮内の見学をする際には無料でオーディオガイドが借りられるので、あまり詳しくない人でもじっくりと知識を深めながら回ることができます。もちろん日本語ガイドもありますよ。

古くから伝わる王宮で使用されていた数多くの食器エリアに始まり、皇帝の寝室や、エリザベートの体型維持のために使用されていた体操器具の置かれた部屋などが隅々まで再現されており、当時のハプスブルク家の栄光を伺うことができます。

シシィ博物館

有名なエリザベートの肖像画がひときわ目を惹きます。image by:Haru

ホーフブルク宮殿を抜け、真っ赤な絨毯が敷かれている大理石の大階段をのぼると、「シシィ博物館」への入り口へと進みます。実際にエリザベートもここを歩いたのかと思うと、ドキドキしてしまいますね。

「シシィ」とはエリザベートの愛称であり、ここは生まれてから命を落とすまでのエリザベートに関する出来事がぎゅっと詰まった博物館です。部屋だけではなくドレスや手紙なども展示されているので、オーディオを聞きながらひとつひとつゆっくりと楽しむのがいいでしょう。

内部は幼少期の幸せな様子から始まり、ハプスブルク家に嫁いだあと、王宮になじめずにさまざまな国を旅してまわっていたころや、暗殺される当時の朝の様子まで、時系列に沿って観ることができます。


一番有名な肖像画である、星の髪飾りをつけたエリザベートの絵は非常に壮大で美しく、いつまでも見ていたくなるほどです。

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