いざ海外旅行へ行こうと考えても、行きたい場所はたくさん。そこから選ぶのも大変だし、同行者と好みがわかれるとさらに決めるのも大変。さらにいざ訪れたとして「ちょっとガッカリ」なんてスポットだと、せっかくの旅行気分も盛り下がってしまうかもしれません。
そんなときは、実際に訪れた人の評価が高い、人気・定番のスポットを押さえてみるというのも、ひとつの手。今回はトリップアドバイザーが2018年10月〜2019年9月までの1年間に投稿された日本語の口コミ評価(5段階)の平均や、口コミの投稿数などをもとにした独自のアルゴリズム集計の結果から、海外の人気観光スポットをランキングでご紹介します。
第10位 メトロポリタン美術館/アメリカ
ニューヨークにある美術館「メトロポリタン美術館」は、ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館と並んで世界三大美術館といわれています。見どころは、まずデンドゥール神殿。エジプトから寄贈された遺跡で、スケールの大きさと刻まれた象形文字の緻密さが見る人を圧倒します。
またヨーロッパの絵画も多く、セザンヌ、モネ、ルノワール、ファン・ゴッホと、日本人が好む印象派の画家も目白押しです。無料日本語ガイドツアーがありますので、言葉で心配する必要はありません。
第9位 タージ・マハル/インド
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルの墓廟で、白亜の外観をもつ総大理石造りの「タージ・マハル」。世界遺産に登録されています。
ムムターズ・マハルを深く愛したシャー・ジャハーンは、タージ・マハルを造るために2万人の人手を22年間投入。さらに、タージ・マハルの対岸に黒大理石で自分の墓廟を造ろうとしました。
しかし、タージ・マハルの建設で財政が逼迫していたこともあり、幽閉されてしまうことに。ちなみに、タージ・マハルにあるムムターズ・マハルの墓石の隣には、シャー・ジャハーンの墓石があります。いまはいっしょにいるわけですね。
第8位 カルナック神殿/エジプト
ナイル川東岸にある遺跡「カルナック神殿」は、「古代都市テーベとその墓地遺跡」の一部として世界遺産に登録されています。紀元前2100年ごろから1800年ごろまでの中王国時代に建設が始まり、紀元前1500年ごろから1100年ごろの新王国時代に複合神殿となりました。
新王国時代のファラオであったトトメス1世が建てたオベリスクは高さ約22m、その娘ハトシェプスト女王が建てたオベリスクは高さ約30mと、巨大な建造物が並んでいます。また、やはり新王国時代のファラオであったラムセス2世が建てた大列柱室は、広さは幅102m奥行き53m。そこに134本の柱が建てられており、壮観です。