テディベアを見つけて!ニュージーランドの「teddy bear hunts」
次はオーストラリアのお隣、ニュージーランドで広がる取り組みになります。ニュージーランドも新型コロナウイルス感染症の拡大を食い止めるため、厳しい外出規制が行われています。
それでも、食料や医薬品の買い出し、簡単な運動や気晴らしのための外出であれば、近所の範囲内で許されているそう。
その気晴らしの散歩を、地域の小さな子どもたちが楽しめるようにと、窓際にテディベアを置く家がニュージーランドで増えています。
子どもたちは歩きながら、通り沿いの家の窓にテディベアを探しては「いた!」「あそこにもいた!」と楽しめるのですね。
その試みはニュージーランドの首相クラーク・ゲイフォードにも広がっているそうで、首相官邸の窓にはテディベアが置かれているのだとか。
The Guardian紙によると、この取り組みによって子どもたちだけでなく、テディベアを飾る側の家主たちにもいい気晴らしができているそう。
窓際の飾り方を工夫したり、毎日テディベアに異なる洋服を着せたりと、自宅で隔離されている大人たちにも熱中できる楽しみが生まれているみたいです。
子どもを元気づける試みが、結果として大人の楽しみにもなっている。素敵な優しさの広がり方ですね。