日々過ごしていると感じなくなってしまいがちな「幸せ」。自分自身に問いかけたとき、仕事(職場)に買い物、趣味の場など、住んでいる場所との関係性が意外にも濃いことに気付きます。
そしてこの度、株式会社ブランド総合研究所が「第2回地域版SDGs調査2020・都道府県版」にて「生活満足度」「満足度」「定住意欲度」などをはじめとした質問から「幸福度」を算出、発表しました。
全国の都道府県から約340人ずつ、計1万5991人による回答を、早速チェックしてみましょう。
2年連続1位は宮崎県!暖かい気候や晴れの日が多いことも幸福度に繋がる?
第1位 宮崎県
今回の調査で「幸福度」の首位を獲得したのは「宮崎県」で、なんと前年からの2年連続1位という強さを発揮。
「幸せですか」という質問では、36.1%が「とても幸せ」と回答し、「少し幸せ」も同様に36.1%と、幸せを感じている人は合計で7割を超えるという結果となりました。
広く太平洋に面した海岸や緑豊かな自然にあふれ、年間を通じて温暖な宮崎県。日照時間も長く「まるで南国のよう」と評されるほどの過ごしやすさ。
さらに日本一物価が安いともいわれるなど、日々の生活における幸福度が平均的に高くなっているようです。
第2位 沖縄県
続いて、前年5位から急上昇となった「沖縄県」が見事2位にランクイン。同様の質問では34.1%が「とても幸せ」、34.8%が「少し幸せ」と回答するなど、こちらも7割強の人が幸福を感じながら暮らせていることがわかります。
国内旅行先としても常に高い人気を集めている沖縄県。1位の宮崎県と同様の暖かい気候や、ご当地グルメをはじめとした独自の文化も魅力。
他県民から見ると、自然豊かなリゾートで暮らしているかのような日々を送れるイメージを持つ人も多いのかもしれません。
新型コロナウイルスの流行による影響から、日本全体で外国人観光客が相当減少するなか、沖縄県でも同様に急減。それにより「交通機関や道路の渋滞や混雑」が前年の21.6%から6.5%、「詐欺・盗難・犯罪」が前年の12.3%から8.3%へ大きく減少するなど、悩みの解消につながるという思わぬ効果が発生しました。
インバウンドの来日が減ってしまったことで、観光業に従事する人の悩みは大きくなるも、副次的な効果で住民の幸福度は上がったと推測されています。
第3位 大分県
3位となった「大分県」は約7割の人が「幸せ」に一票。前年の18位から大きくランクを上げています。大分県は別府温泉をはじめ、県内のいたるところに温泉がある「日本一の温泉県」とも名高く、癒しの力による幸せ効果も高いのかもしれません。
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