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とにかくNo.1がいいんだ。いろいろな「日本一の温泉」早見表

ニッポン津々浦々
ニッポン津々浦々
2019/02/13

火山国でもある日本には、環境省発表の「平成28年度温泉利用状況」(PDF)によれば、2017年3月末時点で全国には3,038カ所の温泉地と2万7,421の源泉があります。

日本人は古くから温泉に親しんできましたが、これだけの数があれば、一口に温泉といっても特徴や源泉の質、効能もいろいろあり、そして楽しみ方も異なります。

そこで今回は、環境省自然環境局の統計(数値はすべて2017年3月末時点)や、一般財団法人日本温泉協会の資料などをもとに、いろいろな面から日本一の温泉についてのご紹介します。

日本一温泉地数が多い都道府県:北海道

image by: 函館市観光部

まず、先ほどの環境省の「平成28年度温泉利用状況」によると日本一温泉地数が多い都道府県は「北海道」の245カ所でした。

日本はどこを掘っても温泉が出ると言われていますが、そのなかでも北海道は「温泉のデパート」といわれるほど温泉が多い都道府県なのです。

なお、2位は長野県で215カ所、3位は新潟県で147カ所、4位は青森県の132カ所、5位は福島県の131カ所と続きます。

日本一温泉地数が少ない都道府県:沖縄県

image by:tororo reaction/Shutterstock.com

次は、逆に日本一温泉地数が少ない都道府県沖縄県で、なんと7カ所しかありません。

沖縄県はもともと源泉が少なく、それに加えて、暑い地域であるため、風呂に入るよりも水浴びする文化があったためという説があります。

日本一温泉の源泉数が多い都道府県:大分県

海地獄

日本一温泉の源泉数が多い都道府県は大分県で、その数は4,385カ所です。2位は鹿児島県の2,764カ所、3位は静岡県の2,261カ所、4位は北海道の2,230カ所、5位の熊本県の1,352カ所と続きます。


そしてなんと、この5カ所だけで日本の全源泉数のほぼ半分を占めています。


日本一温泉施設の数が多い都道府県:静岡県

大湯間欠泉 image by: 熱海市

日本一温泉施設の数が多い都道府県は静岡県で、「静岡県公式ホームページ」によると、2017年末時点における静岡県の旅館営業施設数は2,624施設です。

2位は北海道の2,195施設、3位は長野県の2,168施設となります。

日本一湧出量と源泉数が多い温泉地:別府温泉

竹瓦温泉

日本一湧出量が多い温泉地は大分県の別府温泉で、その湧出量は1日あたり約13万7,040キロリットルといわれています。2位も大分県の湯布院温泉で、1日6万1,607キロリットルです。

湧出量とは、1分間に源泉から採取できる湯量のことです。自然に湧き出る量、掘削した量、ポンプなどで汲み上げている量のすべてを合計したものを示しています。

また、別府温泉は日本一源泉数が多い温泉地でもあります。それに、大分県の湯布院温泉、静岡県の伊東温泉が続きます。

日本一自噴量が多い温泉地:草津温泉

image by:RPMASSE/Shutterstock.com

日本一自噴量が多い温泉地は群馬県の草津温泉です。日本三名泉のひとつである草津温泉の自然湧出量は日本一を誇り、毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しています。

日本を代表する名泉のひとつであり、江戸時代後期以降何度も作られた温泉番付の格付では、常に当時の最高位である大関でした。

日本一湧出量が多い源泉湧出口:玉川温泉の大噴

image by:photolibrary

諸説ありますが、単一の湧出口から日本一湧出量が多いのは、秋田県の玉川温泉の大噴といわれています。ここでは、温度98度、PH1.2ほどの日本一の強酸性水が毎分8,400リットル、あるいは9,000リットルほど湧き出しています。

この温泉水は塩酸を主成分としているのも大きな特徴で、大噴の強酸性の流入で酸性が強く「玉川毒水」とも呼ばれています。


日本一高所にある内湯:みくりが温泉

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日本一高所にある温泉地は、富山県の黒部ダムで有名な立山連峰にある標高2,430mに位置するみくりが池温泉で、公式サイトでも「日本一の高所」と伝えています。。源泉は標高2,300mにあり、内湯のみの温泉です。

日本一高所にある露天風呂:雲上の湯

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日本一高所にある露天風呂は、長野県の本沢温泉、八ヶ岳連峰硫黄岳の山中標高2,150mにある「雲上の湯」です。

ここの温泉に行くには登山でのみ。冬は麓から約3時間の道のりを超えて辿り着く、まさに秘湯といえる温泉です。なお、「雲上の湯」は混浴なのでご注意ください。

日本一高所にある源泉:地獄谷温泉

image by:PaulWong/Shutterstock.com

日本一高所にある源泉は、標高2,400mにある、富山県の地獄谷温泉で、地獄谷を見下ろすことができる位置にあります。ちなみに、前述した内湯でもっとも高所にある「みくりが池温泉」も、ここからの引湯です。

付近には天然記念物に指定されている雷鳥が生息しています。しかし、周辺は亜硫酸ガスや水蒸気が噴き出す危険な地獄谷では露天風呂はありません。

日本一熱い温泉(源泉)&日本一長い足湯:小浜温泉

image by:KPG_Payless/Shutterstock.com

源泉が日本一熱いと言われる温泉は、長崎県の小浜温泉です。雲仙岳の西側山麓の橘湾に面した温泉地で、島原の乱当時に発見されたと伝えられています。

その源泉温度はなんと105度とも言われています。もちろんそのままでは熱過ぎますが、弱アルカリ性の小浜温泉のお湯は肌に優しく感じるそうです。

また小浜にある「小浜温泉足湯 ほっとふっと105」という足湯は、日本一長い足湯としても有名です。長さは源泉温度105度にちなみ、105メートルもありますよ。

日本一大きな露天風呂がある温泉:川湯温泉「仙人風呂」

image by:photolibrary

日本一大きな露天風呂というと、施設にあるものといわゆる野湯とで基準が変わってきますが、野湯でいうなら和歌山県の川湯温泉の「仙人風呂」ではないでしょうか。河原を掘ればオリジナルの温泉が楽しめますよ。

仙人風呂は川湯温泉に冬期限定で登場する大露天風呂で、その大きさは長さ約42m、幅約13m、深さ約60cmと巨大で、水着を着用したまま入浴できます。

また仙人風呂実施中の土曜20時~22時ごろには、「湯けむり灯篭」が実施され、壮大な自然の中で灯篭の幻想的な光に包まれながらの湯浴みが楽しめます。

日本一古い温泉:道後温泉/有馬温泉/湯崎温泉(白浜温泉)

image by:CK Ma/Shutterstock.com

日本一古い温泉については諸説あります。愛媛県の道後温泉は、万葉集に古名が登場する日本国内でもひときわ古いとされ、なんと3,000年もの歴史を持つといわれています。

冠山から、約3,000年前の縄文中期の土器・石鏃(せきぞく)が出土しているそうです。神話の昔はもちろん、史実上の記録に登場する温泉として見ても、道後温泉は日本最古級の歴史を持つのです。

image by:Sean Pavone/Shutterstock.com

さらに兵庫県の有馬温泉も、日本三古湯のひとつであり、日本書紀に登場する古い温泉です。

林羅山の日本三名泉や、枕草子の三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされました。名実ともに日本を代表する名泉ですね。

image by:photolibrary

また和歌山県の白浜温泉エリアにある「湯崎温泉」も日本三古湯のひとつであり、日本書紀と万葉集に記述が見られる名湯です。

温泉大国の日本では、さまざまな日本一が存在します。諸説あり証明することが難しい日本一も多数ありますが、その温泉自体の魅力はつきません。

TRiP EDiTORでは、今後もそんな面白い「日本一」の温泉をご紹介していきます。

本業は某百貨店などのグルメ系イベント企画。日本全国をめぐりすぎて詳しくなってしまったため、紙・Webなど幅広くグルメ・旅行ライターをやっています。

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