2020年も10月に入り、秋本番。夜になると肌寒くなって、心も体も温まる温泉が恋しい季節がやってきました。そこで今回は、TRiP EDiTORアクセスデータ(2019)をもとに、気象庁の区分で「秋」と定めている9月〜11月の期間中に人気を集めた温泉エリア・施設をピックアップ。
都内で楽しめる源泉温泉や青が美しい温泉など、気になるスポットが勢ぞろいしています。10月1日より「GoToトラベルキャンペーン」の利用に、東京発着も含まれるようになりました。3密や手洗いうがいなどの感染症予防対策をしっかり行いながら、秋旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
秋に注目を集めた日本全国の人気温泉地はどこ?
第10位 水沢温泉/秋田県
秋田県といえば「乳頭温泉郷」があまりにも有名ですが、ほかにもたくさんの名湯・秘湯に恵まれ、ぱっと思い浮かぶ名をあげても「玉川温泉」「後生掛け温泉」「蒸ノ湯温泉」など実に特色豊か。
本記事では、良質な温泉にもかかわらず乳頭温泉に行く手前に位置する立地のためついつい見落とされてしまいがちな隠れた名湯「水沢温泉郷」をご紹介。地元県民にはファンが多く、その実力はローカルのお墨つきです。
なかでも注目したいのが、「露天風呂 水沢温泉」。素泊まりと湯治用に自炊できるようになっている施設で、日帰り温泉利用としては水沢温泉郷のなかで一番人気なのだとか。
白濁のお湯は気持ちブルーがかったライトブルー。時間が経つにつれコバルトブルーのような発色になるそうです。また白濁の硫黄泉といえば個性派の定番ですが、ここのは硫黄に加え独特の油系の香りが楽しめるのが特徴。個性的な湯が好きな人ならすぐにピンとくるであろうあの“タール臭さ”のあるお湯なのです。
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- >>>コバルトブルーに目を奪われる、秋田県の隠れた名湯「水沢温泉」
第9位 秋保温泉/宮城県
秋保温泉は宮城県仙台市太白区にあり、JR愛子駅から約7kmという立地。帰りはバスが運行しているので、旅ラン(旅×ランニング)に最適です。人混みを避け、秋風を感じながら走ってみるのもいいですね。
いまから1400年以上も前に発見された古い歴史を持つ温泉であり、仙台駅からは車で約30分ほど。名取川など自然に囲まれており、まさに仙台の奥座敷といえそうです。
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- >>>風情あふるる絶景の湯を求め…走って行ける宮城県「秋保温泉」
第8位 蔵王温泉/山形県
山形県の蔵王といえばスキーリゾートとして有名で、連なる樹氷なども人気です。しかし、温泉ファンとしては絶対的に“蔵王=温泉”で譲れないほどの名湯があるのです。
その開湯は西暦110年といわれており、約1,900年もの歴史を持つ古湯です。そんな歴史深い温泉でありながら、「蔵王温泉」と呼ばれるようになったのは、わりと最近のことなんだとか。
東北随一ともいわれる強酸性のお湯が特徴で、にごり湯ファンはもちろん、クセのある硫黄湯を好む温泉品評家をも満足させる名湯です。
自然湧出で、5つの源泉群とそこから分かれる47の源泉があり、湯量は1日約8,700トンという豊富さ。強酸性の湯は殺菌作用が高く、傷や皮膚病に効くともいわれています。
強酸性にプラスして硫黄泉である蔵王温泉の湯は、古くから心臓・便秘・糖尿・高血圧など健康促進に効果が高いとして知られ、また“美肌の湯”としても有名です。
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