日本には昔から馴染みのある「習慣」や「伝統」などがあります。例えば、クリスマスにチキンを食べたり、お正月に家族でおせちを囲んだり、子どもたちにお年玉をあげたり。
でも外国人からすると「一体なぜ…?」と不思議に思い、異文化にショックを受けることも少なくありません。
そこで今回は複数名の外国人に「日本の年末年始」で驚いたことについてインタビューを実施。すると私たち日本人が当たり前だと思っていたことが、実はとても謎めいた光景に写っていたことがわかったのです。
1. クリスマスなのに仕事を休まないの?
「日本では、クリスマスなのにお店や役所関係も普通に営業していて驚きました。フランスでは市役所は閉まるし、大抵の人にとってはクリスマスは休日です。
フランスのクリスマスが日本のお正月で、日本のクリスマスがフランスのお正月みたいに重要度が逆になっていると思いましたね」(フランス出身)
「クリスマス」といえば日本でも盛り上がるシーズンイベントのひとつ。しかし日本とヨーロッパ、アメリカなどではクリスマスの過ごし方がまるっきり異なります。
フランス出身のかたがいっていたように、一部の国では一大イベントなので休暇をとる(有給休暇をとる)ことが一般的。日本では会社もお店もお休みにはなりませんが、フランスの場合はクリスマスの前後1週間ほど休むかたが多いそうですよ。
2. クリスマスは家族と一緒に過ごさないの?
「クリスマスは家族や友人、パートナーと家でホームパーティーをします。夕方ぐらいから始めてディナーを一緒に食べたあと、クリスマスプレゼントを交換したり、ボードゲームをしたり、テレビや映画を見たりして会話を楽しみます。
それぞれ好きなことをするときもありますが、基本的にみんな同じ空間で過ごします」(アメリカ出身)
「アメリカでは、やっぱりクリスマスの時期が一番盛り上がるんじゃないかな。12月24日のイブに家族で過ごすのが定番です。
10月末には大きなモミの木を家に飾って、クリスマス当日の朝にはそのツリーの下に山盛りに置かれたプレゼントを開けまくる!」(アメリカ出身)
「冬は昼の時間が短いけど、感謝祭やクリスマスとか家族と過ごす時間が多いです。冬は寒いだけでみんな機嫌が悪くなるから、家で過ごすのが1番だよ(笑)」(アメリカ出身)
日本ではクリスマス=恋人と過ごす日という印象が強くありますが、アメリカでのクリスマスイブ(12月24日)とクリスマス(12月25日)は、家族でのお祝いの日とされています。
年に1度のクリスマスをお祝いするために、家族や親戚たちが集まることが一般的で、食事を楽しんだり、プレゼントを渡したりするのだとか。
若者のなかにはクリスマスイブに友人たちでパーティーを行うこともあるそうですが、日本のようにカップルで過ごす風習はないといいます。
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