各地で梅雨入りを迎えている今日この頃。天気予報で雲行きを心配することが増えがちですが、雨の日だからこそカラフルな彩りを添えるのもこの時期ならではの一興です。
今回は、梅雨のシーズンでも晴れやかな気分になる、水中写真家・鍵井靖章さんが切り取った、国内・海外の海の生き物たちの「絶景写真」をお届けしていきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
透き通った世界が広がる「水中写真」
都内に出かける時によく家から鎌倉駅まで歩く。その道すがらお花などを見て歩くのだけど、いまの季節は良いですね。花が咲いて、同時に散った花が地面を彩って。
先日、歩いているときは本当にインドネシアやフィリピンの海中世界を思い出していた。ずっと色彩が続いているわけではなくて点在している色の集合体の感じも海中と似てる。
大きな生垣を見たときはモルディブのソフトコーラルの壁を本気で思い出した…。こんな気持ちで散歩できるなんて不思議だけど本当に嬉しい…。
みんなが「好きだ!」といってくれる写真は大切。それは魔法の言葉で私をこれまでも育ててくれた。日本で活動している限り圧倒的にみんなが好きだといってくれる写真は、少し理解できてると思う。
みんなが期待してないかもだけど自分が好きな写真もある。あ…この写真はみんな好きだといってくれるやつ!ここ数年間に撮影した写真を丁寧に見ていくと、ワクワクするような写真は結構見つかる…。
俺、ちゃんと撮影してたんだな…とちょっとシミジミ…。
この写真はメキシコ・ラパスで撮影した沈船。沈んだ人工物と生き物たち。こんなミスマッチな景色が私は好みみたい…。
産卵して手厚く卵をお世話にするクマノミのように働きます(笑)
手前の岩に着いているオレンジのぷつぷつが卵です。
SNSで人形を沈めた海中美術展の写真をあげると、インスタなどのフォロワーが確実に減るの…。それは全く嬉しくないことだけど、これが私の表現だから仕方ない…。逆に突っ込んで私のことを好きになってくれる人もいるの…。表現って難しい…。
さてさて、表現によっては全然違う印象を演出できる鹿児島の海藻の森をどうぞ!!!
- image by:鍵井靖章
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