日本では当たり前のように思っていることでも、海外では通じなかったり、逆に日本では全く違う作法・文化が他国で浸透していたりすることもありますよね。
例えば、日本ではお茶碗を持ってご飯を食べますが、お隣の韓国ではお茶碗を持たずに食べるなど、距離的に近い国であっても作法が異なることは珍しくありません。
そこで今回は、韓国人が気になっていた日本の一般常識との違いを探ってみました。
- ライター赤池(以下・赤池):韓国のアイドルにハマる20代女性。推しのおかげで仕事を頑張れる、今回のライターです。
- ユナさん(以下・ユナ):学生時代から10年以上日本に住む韓国・ソウル生まれの20代女性。日本のビールが大好き。
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結婚式の「ご祝儀」は、だいたい5,000円ぐらい
赤池:ユナさんは10年以上日本に住んでいますけど、改めて韓国とは違う文化で驚いたことってありました?
ユナ:大学進学前から家族旅行で日本には来ていたから慣れていたほうだとは思うけど、この歳になって気づいたことがあるかな。社会人になってからだと、日本の結婚式にはびっくりしたね。ご祝儀が高い(笑)
赤池:私たちの年齢的にも、友人に呼ばれて参加する機会も多くなってきましたよね。
ユナ:そうなんだよね。結婚式のご祝儀って日本だと3万円からって感じだけど、韓国はもっと安いの。
赤池:立場によっては3万円以上包むこともありますもね。ちなみに、韓国のご祝儀の相場はどれくらいなんですか?
ユナ:一般的な相場は5,000円くらいかな。日本と同じように割り切れない奇数の額をお渡しするんだけど、金額の違いにはかなり驚いた。あと韓国は参加人数が多くて、100人以上くることも珍しくないね。
赤池:100人って、かなり大きな結婚式ですね。日本では、なかなかないと思いますよ。
ユナ:地元のお姉さんが結婚したときなんて、新郎新婦も知らない人が参加してたよ(笑)それは珍しい話じゃないんだけど。あと、結婚式で食べる料理も一人ひとり提供されるタイプじゃなくって、ビュッフェ形式で好きなだけ食べられるっていう感じだった。
赤池:知らない人も参加!日本では席が決められているから、なかなか考えられないです。しかも食事はビュッフェ?
ユナ:座る席は自由なんだよね。もちろん会場によって異なるとは思うけど、日本よりもラフな印象かな。だから日本の結婚式に参加したときに、かっちりとしていたから結構驚いたよ。
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引き出物でなぜ「割れ物」がNGなの?
赤池:そんなに結婚式のご祝儀が少ないなら、引き出物とかどうするんですか?
ユナ:そもそも引き出物がないの。それでいうと、日本ははプレゼントで「割れ物」を贈ってはいけないとかあるよね。
赤池:ありますね。結婚とか、ふたりの門出を祝うときの贈り物は、「切れる」を連想する刃物や、「別れる」を連想するグラスやマグカップなどの割れ物は贈らないほうがよいっていわれています。
ユナ:韓国では割れてしまうものでも、パートナーと持つのことはNGっていう考え方がないかも。カップルでおそろいのものだったらグラスでもマグカップでもOKって感じ。人によっては気にするのかもしれないけど。
赤池:逆に韓国ではNGとされている贈り物とかあるんですか?
ユナ:恋人関係だったら、ハンカチやタオルとかはプレゼントしちゃダメっていうね。涙を拭くものは別れを意味するからなんだって。
赤池:普通に彼氏にハンカチとかあげてました。あと友人の結婚祝いでタオルも…。
ユナ:あと、靴をプレゼントするのもあまりよくないといわれてるね。理由は、靴を恋人にプレゼントすると相手が逃げていってしまうから。恋人以外の相手に対しては、「これ(靴)を履いてどっか行っちゃえ」という意味みたいよ。
赤池:日本でも「踏みつける」を連想することから、贈り物として靴はあまりよくないといわれてるみたいですね。でも私、彼氏から靴、プレゼントされたことあるんですけど…。
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