国が違えば、食事も文化も異なるもの。日本の当たり前が海外で通じない場合もあれば、逆に他国の一般常識に驚くこともありますよね。
例えば、韓国では目上の人の前でお酒を飲む際、横を向いて口元を隠すことが当たり前とされていますが、日本では普通に飲んでもマナー違反にはなりません。
このように距離的に近い国であっても、まったく異なるルールや認識がたくさんあります。そこで今回は、日本とは違う韓国の一般常識を探ってみました。
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日本より運転免許の取得が簡単?
日本と韓国では、運転免許の取得に関してさまざまなことが異なります。例えば、普通自動車免許の取得にかかる費用は、日本は約30万円ほどに対し、韓国では約8万円ほど。日本の3分の1以下の価格で取得することが可能です。
もちろん試験に落ちるとその分、費用は重なりますが、道路走行試験で1回落ちた場合にかかる費用は5万ウォン(約5,000円)ほど。
また、取得までの最短期間もかなり異なります。日本では運転免許の合宿で約15日ほどが最短とされていますが、韓国ではなんと約7日間。学科講義は2時間、技能講習は2時間、道路走行講習は6時間以上が義務付けられていますが、日本と比べるとかなり短期間ですよね。
そして重要な学科試験の最低合格ラインは、日本は90%以上、韓国は60%以上。ちなみに試験内容は一般常識レベルです。
しかし、簡単だからといって学科講義を2時間受けただけで受験する人も多く、落ちる人も少なくないそうで、今後合格ラインがあがるかもしれないという話もあるのだとか。
日本より車の運転が荒い?
現地を訪れた人ならわかるかもしれませんが、韓国では日本と比べて運転が荒いことがあります。無断駐車も多く、ウィンカーを入れてもなかなか入れてくれないことも。
そもそも韓国では、日本の警察のように交通違反車を待ち構えて取り締まる、いわゆる「ネズミ捕り」をすることはありません。
そのかわり至るところに「防犯カメラ」や「速度探知機」が設置されており、市民がスマホ経由で駐車違反や危険運転などの交通違反をしている車を通報できるアプリがあります。
これは違反車の動画や写真を送り、担当者が取り締まり対象だと判断すれば、車の持ち主に罰金・罰則のお知らせが届くシステム。
また、韓国ではほとんどの車にはドライブレコーダーがついているので、その映像を送信し、通報する人もいるようです。
このように自動車の運転のひとつをとっても、日本とはかなりの違いがある様子。そのほかに「エチケット」の面でも、韓国と日本では異なる一般常識が見えてきました。