なぜ韓国人はクサくないの?日本と少し違う、韓国の「一般常識」
韓国人は体臭自体が少ない?
韓国料理といえば、ニンニクをたっぷり使った料理も魅力のひとつ。ニンニクは種類や使い方によっては強いニオイが残る食材でもありますが、そんなニンニクをたくさん食べるにもかかわらず、韓国人は遺伝子レベルで体臭が少ないのだとか。
それについて韓国の日刊新聞である中央日報が、「体臭がするG遺伝子が全く混ざっていないAAタイプ遺伝子を持つ人の割合は韓国人が最も多かった」という、日本の薬学者・石川智久氏の研究論文の結果を紹介しています。
ちなみにこのAAタイプ遺伝子はアジア人に多いとされ、日本人は69%、中国人は80.8%です。そして韓国の大邱(テグ)に住む韓国人を対象に行った調査では、なんと100%だったのだとか。
遺伝子レベルで体臭が少ないということですが、韓国には古くからとある言い伝えがあります。
かつて韓国にはトラが住んでおり、臭いがある人は全部食べられたため、結果的に臭いの少ない人たちだけが生き残ったという話。
実は、韓国の童話や神話にはトラが登場することが多く、実際に現地の伝統的な家屋には石で作られた塀があります。これは家にトラが入ってくるのを防ぐためのものなのだとか。
韓国人は歯磨きの回数が多い?
とはいっても、ニンニクをたくさん食べる韓国人が臭わない理由は、遺伝子だけではないかもしれません。なぜなら、美容大国である韓国では、年齢を問わず「オーラルケア」を意識している人が多いからです。
例えば、マイナビニュースが行なった調査によると、日本では「1日2回」歯磨きをする人が多いということがわかりました。
それに対し、韓国では「1日3〜4回」ほど。実際に韓国に住むかたによると、多くの人が会社に歯ブラシを持参し、毎食後など1日に3回以上は歯を磨いているという話もありました。
また、ClubSunstarによると、「600~700億円といわれる韓国のオーラルケアマーケットにおいて、電動ハブラシは90億円ものシェアを占めている」のだとか。
これはかなり高いシェアで、年代関係なく若い人からお年寄りまでが電動歯ブラシを使用していると考えられるそう。
ただし、ニオイに関しては実際に現地に住む韓国人のかたに聞いてみると「みんな臭うから気づかないだけじゃない?」という話も。多くの人が当たり前のようにたくさんのニンニクを食べているので、臭いに慣れてしまっている部分も、もしかしたらあるのかもしれません。