古くから日本と密接な関係がある中国。しかし日本と中国は地理的に近いアジアの国でありながら、文化や伝統においては大きく異なる点が多々見受けられます。
例えば、中国料理と日本料理といった「食文化」ひとつとっても全く異なりますよね。それはグルメだけでなく、日常生活からいろいろな違いがあり、その文化を初めて知ったときにカルチャーショックを受けることも少なくありません。
そこで今回は「中国の当たり前だけど日本人が驚くこと」についてご紹介します。
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「げっぷ」が満足の証し
最初は意外な習慣から。皆さんは「げっぷ」についてどのように思いますか?日本ではできるだけ控えるようにするでしょうし、日本人にとって食事中のげっぷはマナー違反になると思います。
しかし中国では食事の際にげっぷをすると、おいしい食べ物を食べさせてもらっているという満足のサインになるのだとか。
「そんなの年配の人たちの古い習慣なんじゃないの?」
と疑いたくなるかもしれません。しかし年齢も男女でも関係ありません。筆者の知人の中国人ジャーナリストに確かめてみても、満足の象徴だと語ります。
動画投稿サイトに出回っている中華系の人たちの自撮り動画の映像を確認してみても、いわゆる若くて奇麗な女性たちでもジュースを飲んだりスナック菓子を食べた後に、げっぷをしています。
しかし不思議な話として、あまりにも当たり前に美しい人たちがげっぷをすると、下品な作法に見えない、かえってかわいらしく見えてしまうから、人の感覚って恐ろしいものです。