国が違えば言語も食も異なるもの。海外で私たち日本人が食べ慣れていないものに遭遇すると「え!?」と驚くこともありますよね。
例えば、韓国には豚の血液ともち米などを詰めたソーセージのような「スンデ」、イギリスにはぶつ切りにしたウナギをゼリー状に固めた「ウナギのゼリー寄せ」などがあります。
これらは日本人にとっては馴染みのない食材だったり、調理方法だったりしますが、もちろん逆もしかり。日本を訪れた外国人からすると「まさか…この食材を食べるの?」なんてケースも珍しくありません。
そこで今回は、複数名の外国人に日本にきて驚いたグルメについていろいろと伺ってみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
外国人が苦手な食べ物
「惣菜パン」はなぜ別々に食べないの…?/ドイツ出身
ドイツ出身のかたにお話しを伺ったところ、苦手なパンとして挙げられたのは「惣菜パン」でした。日本では焼きそばパンやコロッケパンなど、気軽に食べられる惣菜パンは人気ですよね。しかし、おかずと主食(パン)を一緒に食べることに最初とても驚いたのだとか。
「焼きそばパン、明太子フランス、コロッケパンみたいなお惣菜が乗ったパンは全部苦手です…。なんで別々に食べないのかな?って思ってしまいます。でも、惣菜系ではカレーパンだけが特別です」(ドイツ出身)
「生卵」を食べるのはこわい/ペルー出身etc…
日本では「卵がけご飯」など、「生卵」を使った料理は家庭でも親しまれているグルメのひとつ。しかし、海外出身のかたにとっては卵を生で食べることに対して抵抗を感じる人が少なくないみたいです。
「卵を生で食べる文化がないから、いまだに食べることに抵抗があります。以前、蕎麦を注文したときに上に生卵が乗っていて、食中毒にならないかとヒヤッとしました…。もちろんお腹は壊しませんでしたけどね」(ペルー出身)
「生卵を焼かずに食べるという文化にびっくり。友人にすすめられたときは、正直『お腹を壊しそう…』って思いました。でも食べてみると意外と美味しくて、それからは食べられるようになりました」(トルコ出身)
「甘い卵焼き」はありえない…/インドネシア出身
続いても同じく卵について。日本だけでなく世界各国でも使われている卵ですが、日本の「卵焼き」の味付けについて、インドネシア出身のかたは驚いたみたいです。
「甘い卵焼きが苦手です。インドネシアの卵焼きは、塩味か唐辛子を入れたものが普通なので、甘い卵焼きはご飯のおかずにはなりません。卵焼きはしょっぱい方が好きです」(インドネシア出身)
卵焼きといえば、日本でも甘い派としょっぱい派がいますが、外国人にとっても好みがあるそうです。
ちなみにインドネシアには「テロールダダール」という、卵に唐辛子やニンニクを入れて作る卵焼きがあります。オムレツのような料理で、現地ではソウルフードとして親しまれているそうですよ。