東南アジアのビーチリゾートとして、日本人からの旅行人気も高い「タイ」。国内にはタイ料理のお店なども多くその人気が伺えますが、タイ人からも日本の人気は非常に高く、多くの訪日旅行客が訪れています。
今回、タイ人向け日本旅行情報WebメディアのChill Chill Japanが、日本に関心のあるタイ人(2,300名)に調査を行い「人気の観光スポットランキング」を発表しました。リアルな回答から決定した最新の結果について、早速チェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本文化に精通?コアな名所がそろった最新スポット
第10位 軍艦島/長崎県
10位にランクインしたのは、長崎県長崎市の無人島「軍艦島」。本来の名前は「端島」であり、軍艦「土佐」を彷彿とさせる外観からこの通称で呼ばれるようになりました。2015年にはユネスコ世界文化遺産にも登録されている名所です。
明治初期に三菱へ譲渡されて以来、海底炭鉱により発展し、1960年代の最盛期には5,300人近くもの人数が居住。現在の東京を凌ぐ人口密度を記録し、日本初となる鉄筋コンクリートの高層住宅も建造されました。
住宅のみならず、学校や病院、映画館や寺院まで完成し、都市機能を充分に有していたものの、石炭から石油へとエネルギー源が変化したこともあり1974年には閉山。現在は安全基準を満たした限定日のみ限定された施設を見学することができます。
- スポット詳細記事
- >>>【世界遺産】朽ち果てた廃墟「軍艦島」は生きてる間に絶対見たい
第8位 別府ロープウェイ/大分県
標高1,374mの鶴見岳山頂へと登ることができる「別府ロープウェイ」が8位にランクイン。鶴見岳の標高503m地点にある別府高原駅からスタートし、約10分間の空の旅を満喫することができます。
101人乗りという大型のゴンドラは、誕生当時は世界一の規模を誇っていたもの。現在でも九州最大級であり、高低差は約800mと急高配ながら、安心して乗車することが可能。
鶴見岳はもちろんのこと、由布岳や別府湾などの絶景を大パノラマで眺めることができるのは格別。春の桜に秋の紅葉、冬は霧氷と、四季を通じて鮮やかな変化を見せる大自然の姿に魅了されてしまうスポットです。
第8位 首里城/沖縄県
同率で8位にランクインしたのは、沖縄のシンボル的存在だった「首里城」。450年間に渡って続いた琉球王朝の城で、その文化がありありと伝わる極彩色の建築群が圧巻のスポットでした。
2019年に大規模な火災が発生し、本殿をはじめほとんどが消失するという衝撃の事態に。県民だけでなく、日本全体が悲しみに包まれる中、少しずつ再建に向けた動きがスタートしています。
これまでにも4度に渡る火災が発生し、その度に克明な調査による復刻が施されてきた首里城。ユネスコ世界遺産への登録は、初めから建物部分を除いた「首里城跡」として登録されていたため現在も変わりなく、復活の日を多くの人が心待ちにしています。
第7位 阿蘇山/熊本県
7位にランクインしたのは、九州の中央部にそびえる「阿蘇山」でした。「日本百名山」のひとつであり、最も高い場所で標高1,592m、カルデラの面積は面積380平方キロメートルと、日本最大級の活火山です。
火口のごく近くまで車で訪れることができ、現在も活動中の火山を見ることができるのは世界で唯一ここだけといわれています。
山頂からは見渡す限りの絶景が続き、壮大な景色は圧巻。周囲には至るところに温泉があり、観光にはもってこいのスポット。「阿蘇山ロープウェイ」などでアクセスがますます容易になっているのも人気の秘訣です。
Page: 1 2