誰でもすぐに食べることができる「カップ麺」。お湯を注いで数分待つだけで食べられるカップ麺は、手軽な料理として多くの支持を集めています。日本ではコンビニやスーパーマーケットで多種多様なカップ麺が販売されており、自分の好みによって商品を選ぶことができますよね。
筆者は、明星から発売されている「ぶぶか 油そば」が大好きです!コンビニで見かける度に買ってしまいたくなるほど。
このように人それぞれ好みのカップ麺は異なるものですが、ある日、韓国出身の友人とお酒を飲みながら話していると「日本のカップ麺は作る工程が多い!」という話になったのです。
そんなに多かったっけ?と思いながら、コンビニに駆け込んで美味しそうなカップ麺を買って帰ったのですが、たしかに小分けの袋(しかも後入れ)が付属されていて、我慢できない筆者は一気にぶち込みたい気持ちになりました。
そこで今回は、韓国と日本のカップ麺にどんな違いがあるのか、ラーメン好きといわれる韓国人は日本のカップ麺をどう思っているのかアンケート調査を実施。早速、ご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本のカップ麺は小分けの袋が多い?
日本にはいろんなカップ麺がありますよね。ラーメンからうどん・そば、焼きそば、まぜそばなどさまざまな種類が販売されています。
韓国でも多種多様なカップ麺や袋麺が販売されており、ラーメンひとつとっても味わいが実にさまざま。日本でも「辛ラーメン」や「プルダックポックンミョン」などが親しまれていますよね。
そんな老若男女に人気を集めるカップ麺ですが、韓国出身の皆さんにお話しを聞いてみると、いろんな声が聞こえてきました。
日本のカップ麺にはテープが付いているの!?
「日本のカップラーメンには蓋を固定する小さいテープが付いているなど、細かいところまで使い方に配慮してくれる点がすごい好き」(韓国出身)
「かやくとかスープを小分けにしすぎていて、正直めんどくさいと思ってしまった。だから袋がついていない、お湯を入れるだけの『蒙古タンメン』か『カップヌードル』しか食べないですね」(韓国出身)
「スープが小分けになっている後入れのやつは、本格的なものなんだと思う。実際に美味しいものも多いし、高級感があると思った」(韓国出身)
「日本のカップ麺はお土産として持ち帰るととても喜ばれます。とくに変わった味のやつとかは、結構ネタにもなりますよ」(韓国出身)
ちなみに韓国のインスタント麺の小分け袋は、もちろん種類によって異なりますが「辛ラーメン(袋麺)」でスープとかやくの2袋。『パラサイト』に登場する「チャパグリ」で知名度が上がった、「ノグリ(袋麺)」や「チャパゲティ(袋麺)」も2〜3袋ほど。
カップ麺に関していうと、現地でも人気が高いといわれる「ユッケジャンサバル麺(カップ麺)」はスープの1袋だけ。蓋がお皿の代わりになる「ワントゥッコン(カップ麺)」は、スープとかやくの2袋。
ものによっては後入れのかやくもあるので、そんなに日本のカップ麺と大差ないのではないかな?と思ってしまいます。
しかしながら、日本で販売されている「カップヌードル」や、すでにかやくもスープの素も入っているカップ麺を食べ慣れていると、スープやかやくを袋から出すのが面倒だなと思ってしまう気持ちもわからなくもありません。
韓国人は世界で一番ラーメンを食べている!?
韓国料理店や現地の飲食店を訪れたことのあるかたなら見覚えがあるかもしれませんが、韓国では基本的に麺といえば「乾麺」です。かなり昔、筆者は何も知らず入ったソウルの食堂でプデチゲを頼み、「なんでインスタント麺なの…」と驚いた記憶がありますが、韓国では当たり前のことなのだとか。
実は韓国はいわずと知れたラーメン大国で、世界ラーメン協会(WINA)によると、なんと年間消費量は約80食。
国民1人あたりの年間消費量が多いランキングの第1位に輝いています(2020年時点)。3〜4日に1度はインスタントラーメンを食べているということになりますから、韓国人がラーメン好きというのは本当のようですね。
このように同じカップ麺ひとつとっても、味付けだけでなく、細かいところに違いがあることがわかります。
今回、お話しを伺った韓国出身の皆さんからは「日本のラーメンはクオリティが高い!」という声がたくさん聞こえてきました。スープを後入れにしていたりすることも、そのクオリティを再現するための企業努力のたまものなのかもしれませんね。
- 参考:世界ラーメン協会(WINA)
- image by:kleego/Shutterstock.com
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