日常生活に欠かせない「水」。日本はではかなり厳しい検査基準をクリアしているので、「水道水」をそのまま飲むことができます。
しかし、それはとても珍しく、海外では蛇口から出る水は基本的に飲まない・飲めない国が多いのだとか。そのため来日した外国人のかたは、日本のお水が綺麗で蛇口から飲めることに驚くみたいです。
そこで今回は、実際に中国出身と韓国出身の皆さんに水道水事情についてお話しを伺ってみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本の「水道水」そのまま飲めるの?
お風呂を沸かすときや食事を作るときに欠かせない「水道水」。一部の国をのぞき、水道水をそのまま飲める国は珍しいといわれています。
例えば台湾でも、水道水はそのまま飲みません。硬度と衛生面の観点から水道水を飲めない国のひとつであるため、料理を作るときに臭いがとれないこともあるそう。
そのため現地ではお肉の下処理に「八角」という香辛料を使用するのだとか。それは中国と韓国でも例外ではないようです。
中国では基本的にペットボトルのお水を飲む
中国の水道水は、高度浄水処理を行っています。しかしながら蛇口からでた水道水は飲まないのだそう。基本的に飲料水は、ペットボトルなどのミネラルウォーターを購入して飲むと教えてくれました。
「東京では水道水に氷を入れてそのまま飲んでいます。でも中国では水質の問題からそのようなことはできないため、日本の水の綺麗さを実感しました」(中国出身)
「水道水を煮沸せず飲めること。日本だと喉が渇けば水道水を飲めばいいが、中国だと最低でも煮沸しなければならないんです」(中国出身)
韓国でも水道水は飲まない
韓国でも、基本的に水道水は飲まないそう。飲食店でもウォーターサーバーを設置しているところが多く、お客さんにお水を提供するときはそこから注ぐようになっています。
また、飲むことはできてもあまり味が美味しくないのだとか…!?
「韓国では水を飲む場合は、ミネラルウォーターなどを買うことが多いです。水道水も一応飲めることは飲めるんですが、水道水を使ったお米が本当に不味くて…。水道水を沸かしたりしなくてもそのまま飲める東京は便利だと思いました」(韓国出身)
このように日本に来て、水道水を飲めることに驚いたという声がたくさん聞こえてきました。日ごろ何気なく使っている水道水ですが、清潔で安全な水を使えることはありがたいことですよね。
なかでも東京都では、美味しい水を届けるために、都独自の基準を設けています。これは国が定める基準よりも高い基準で、より安心で安全、かつ美味しい水を飲めるようになっているんですよ。
- 参考:東京都水道局
- image by:Ned Snowman/Shutterstock.com
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