雨が降ると、良い天気?日本とは全然違う世界のびっくりカルチャー

日本では、一般的に「常識」と考えられる習慣や伝統などがいろいろありますよね。例えば、仕事などの重要な場面ではフォーマルな服装が求められたり、もっと基本的な話をすれば人と会えば感じ良く挨拶したりだとか。

しかし、日本などの国々で大部分の人に共有される常識も、国と地域によっては真逆の評価を受ける場合があります。そこで今回は、日本とは異なる価値観で暮らす国・地域の人たちを紹介していきましょう。

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雨が降ると「いい天気」といわれる国!?

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最初は、ジブチ共和国の話から。どこにある国か、ご存じない人も多いと思います。

<アフリカ北東部の紅海、アデン湾に臨む共和国>(岩波書店『広辞苑』より引用)

地図帳を見る限り、とても小さな国の印象。日本の外務省によると、国土の広さは日本の四国よりちょっと大きいくらいで、人口は約97.4万人ほど。国民の約94%がイスラム教徒で、アラビア語とフランス語を公用語として話すそうです。

そんなジブチ、愛知県国際交流協会の冊子『世界の国を知る 世界の国から学ぶ わたしたちの地球と未来 ジブチ共和国』によると、ジブチは世界一暑い国のひとつと呼ばれているとの話。

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東京農業大学のコンテンツでも、熱帯乾燥気候帯に位置するジブチの様子が語られています。

平野部では特に、農作物が育たない不毛の乾いた土地が広がり、ほとんど雨が降らないそう。まれに雨が降ると、乾いた大地に緑が一気に芽吹くといいます。そのため、雨が降ると「いい天気だね!」と地元の人はいうのだとか。

日本では真逆ですよね。筆者など北陸に暮らしているので、冬場の天候はほとんど曇りか雨か雪です。まれに晴れた日が冬場にあると、「いい天気!」と心から叫びたくなります。

状況こそ逆ですが、ジブチではまれに雨が降ると、うれしくなって「いい天気!」と心から叫んでしまうのかもしれませんね。


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