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挨拶で唾をかけるが丁寧になる人たち!?
唾を吐きかける、おそらくこれ以上の侮辱はないくらい、日本でも失礼な行為になりますよね。しかし、一部の地域に暮らす人たちの間では、全く逆の価値観があるみたいです。
一部の地域に暮らす人たちとは、キクユ族というらしいです。聞きなれない言葉だと思って百科事典を調べると、たくさんの情報が意外にも出てきました。
<人口約500万を有し,初代大統領J.ケニヤッタを出したケニア最大の民族>(『ブリタニカ国際大百科事典』より引用)
ビクトリア湖やコーヒー栽培などで有名なアフリカ東部のケニア。そのなかでも、ケニア中央高原南部に多く暮らしている人たちです。
日本の外務省の公式ホームページでケニアについて調べると、民族として一番にキクユ民族が記載されています。
違った角度からキクユ族を見ると、マラソン界にもキクユ族から優秀な長距離ランナーを何人も輩出しているのだとか。日本でいえば、箱根駅伝に出場するケニア人のなかには、キクユ族の人も目立つみたいです。
そんなキクユ族の人たちの挨拶に、独特の習慣があります。独立行政法人国際協力機構のホームページによると、キクユ族の挨拶は「相手の手に唾をかける」のだとか。魔よけの効果を唾が持つと考えられ、
<唾によって悪いものから守り「良いことがありますように」という願いが込められている>(国際協力機構のホームページより引用)
とあります。
あまりに驚きの情報なので、他の情報源もあたってみました。英『ガーディアン』などによると、同じくケニアの南部からタンザニアの北部にかけて暮らすマサイ族にも、唾をはいて挨拶する習慣があるみたいです。
ちなみに『ブリタニカ国際大百科事典』によると、キクユ族とマサイ族は、最も近縁関係にあるのだとか。
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