日本で日常的に使われているジェスチャーのなかには、海外ではやってはいけないものも少なくありません。例えば、写真を撮るときのピースサインは、国によって侮辱の意味になるケースがあります。
他にも日本で肯定や同意を意味するしぐさは、うなずくことで表現できますよね。しかし世界では意外と違っていて、国によっては日本と真逆の意味になってしまうことも。
そこで今回は、知らないと驚いてしまう世界各国の「YES(イエス)」と「NO(ノー)」についてご紹介していきます。
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日本人が誤解する?世界の「イエス」
あごを上げる/イタリア南部、ギリシャ、トルコ
イタリア南部やギリシャ、トルコなどでは、日本とは違うジェスチャーで「イエス」を表現します。それは「あごをそらす」こと。
日本人のうなずきはあごを下げますが、イタリア南部、ギリシャ、トルコの人たちはあごを上げるのです。日本とは真逆の動作なので、これらの国で質問に対してあごをそらされたときは、間違えないようにしたいですね。
まゆをつり上げる/フィリピン
フィリピンでは、「イエス」を表現するジェスチャーが独特です。フィリピン人は表情の変化が豊かで、感情を伝えるコミュニケーションが上手だそう。そんなフィリピンでの同意を表現する行動は、「片方のまゆをつり上げる」こと。
日本でまゆをつり上げると、同意ではなくどちらかというと、「うーん…」と悩んだり困ったりしているときが多いかもしれません。しかしフィリピンでは、とくに女性はまゆだけを動かして「イエス」と返す人が多いようです。
首を左右に傾ける/インド
さらに文化の違いを感じるのが、インドの「イエス」の動作について。インドでは、「正面を向いたまま首を左右に傾ける」ことで「イエス」を表現します。
日本だと「わからない」といった否定に近い意味合いで使われるジェスチャーですが、インドでは「イエス」のときに首を右と左に交互に傾けるみたいです。
仮に、日本で日本人がこのジェスチャーをした際、インド人は「イエスっていう意味なの!?」と勘違いしてしまうかもしれませんね。
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