若い人ほどFacebookを使わない。いま10代がリアルに使っているSNSとは?【2022】

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日常的にインターネットに触れ、SNSを利用することが当たり前になっている昨今。若者のあいだでは流行するSNSも時代ごとで変化し、最近では10代のほとんどがFacebook(フェイスブック)を使用していないのだとか。

スマホの普及とともに日本国内でもかなり浸透していたFacebookですが、いまでは若者が利用するSNSの代名詞とはなっていない様子。

今回は、そんなアメリカの10代たちが利用しているSNSの調査結果をもとに、リアルな利用状況ついてもご紹介していきます。

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10代の若者が「ほぼ常に」使用するSNSは何?

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日本で10代の若者に人気のSNSというと「TikTok(ティックトック)」かな?「YouTube(ユーチューブ)」かな?というところだと思いますが、アメリカの場合はどうなのか?そんな疑問を解決すべくアンケート調査を行ったのが、調査会社のピューリサーチ。

それによると、アメリカでは10代の若者の5人に1人が「ほぼ常に」YouTubeを利用しているとのこと。次いで多いのがTikTok、Snapchat(スナップチャット)、Instagram(インスタグラム)、Facebookです。

まぁ、Facebookに関しては「使っていない」との回答が7割近いので、10代の若者のほとんが使ってないことになります。

ところで余談ですが、Facebookは10代以下の子どもたちにとっては両親の若いころを知れるアルバムみたいな感じかもしれませんね。

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で、この調査、何が面白いかというと、調査データではピューリサーチ同様に有名なeマーケターが運営するポッドキャストで、「学校がある10代の若者が『ほぼ常に』使用する時間があるのか?」…というツッコミが出ていたのです。たしかにそうですよね。

「ほぼ常に」は英語で「Almost Constantly」と表現してまして、学生ほど学校や課外活動が忙しいので、常に見れる環境ではないのです。夏休みとかでもない限り。で、ポッドキャストではアンケートの選択肢を確認。


この調査研究で用いたアンケートの選択肢の項目を見ると、「使わない」、次に「(使うけど)頻度は低め」、3つ目は「週に数回」、4つ目は「1日1回ほど」、そして5つ目が「1日に数回」。最後に「ほぼ絶え間なく、ほぼ常に」なのです。

そこで、ポッドキャスト出演者の1人が、以下のように解説を付け加えていました。

「特定のアプリを5回やそれ以上開いたら、それは、まぁ『ほぼ絶え間なく、ほぼ常に』みたいなものじゃない。みんな、ソーシャル・メディアを1日に何回使っているかなんて覚えていない

特に、多くの人々がソーシャル・メディアを『ほぼ絶え間なく、ほぼ常に』使うようになってくると、(周りの人々からの影響もあって)実際にあなたがその(ソーシャル・メディアの)プラットフォームを使っている時間や頻度よりも、あなたが使っていると思いこんでいる思い込みの方が重要になってくることもあるから。少なくても、社会学的な観点からは」

つまりアンケートの取り方が適切ではなかったのではないかといえるわけです。データの取り方の参考になります。

ところで、ポッドキャストは映像を見なくて良いので聞きながら掃除とかするのに便利ですよ。

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