旅にトラブルはつきもの。とはいえ、「旅行でトラブルに遭った!」とよく聞くのは、海外旅行ではないでしょうか。しかし、日本全国をめぐる国内旅行でも、絶対にトラブルが起きないとは限りません。
海外と同様、国内でも、事前に起こりやすいトラブルの事例、そしてどうやって解決したのかの実例は、あらかじめ知っておくと必ず役に立ちます。
国内旅行でのよくあるトラブルとその解決テクニックについて、日本全国47都道府県を旅した筆者がご紹介します。
目次
飛行機の欠航をできるだけ避ける…もし遭遇した場合は?
国内旅行で最もよくあるのは、飛行機や鉄道などの公共交通機関のトラブルです。特に、夏の台風、冬の大雪などで、飛行機の欠航や大幅遅延などが多く発生します。
1つのトラブル防止策としては、台風がよく来る時期や大雪が多いシーズンの旅行をできれば避けることです。
夏や冬よりも、気候が穏やかな春や秋の旅行がおすすめ。例えば、どうしても冬の北海道へ行くなら、割高であってもサポートが手厚い大手航空会社を選びましょう。
かなり前に旅行を予定し、直前の天気予報で現地の天気が荒れそうだと分かれば、数日前から変更の準備をします。
飛行機であれば、搭乗予定の便が「条件付き運航」になると、どの予約であっても手数料無料で払い戻し、便の変更が可能です。ツアーだと、ツアーそのものが同様にキャンセル無料となります。
天気はあらかじめ予測できますが、地震は突然起きますし、飛行機は「機材故障」ということもあり得ます。
突然欠航した場合、キャンセルや変更の手続きは後回しにし、すぐに代替の交通手段を確保することから動いてください。
万が一、新幹線に閉じ込められたときは?
普段は遅れることがほぼない新幹線も、トラブルが起きないとも限りません。
筆者は以前、東京から新大阪まで東海道新幹線「のぞみ」に乗った際、ゲリラ豪雨の影響によって途中の浜松駅で1時間ほど停車しました。
しかも、4本の線路の中央に停車し、ホームには別の新幹線が止まっていて、まさに閉じ込められてしまいました。結局、1時間以上遅れて新大阪駅に到着。過密ダイヤの東海道新幹線のため、終日ダイヤが乱れていました。
これも、「天気」が原因です。ただ、台風や大雪などと違い、ゲリラ豪雨は直前まで予測できません。
閉じ込められる時間が長いと、お腹が空き、のども渇きます。新幹線は車内販売があるとはいえ、水分とちょっとした軽食は携行するに越したことはありません。
スマートフォンなどの充電が心配なら、電源がある席の確保、モバイルバッテリーの持ち歩きも大事です。
見落としがちな、自宅からの在来線、路線バス、車のトラブル
自宅から空港や主要駅などに向かう際の在来線や路線バスなども、絶対に遅れないとは限りません。最も心配なのは、人身事故や架線故障などで電車が止まること。
テレビのニュースでテロップが流れてたまたま知り、慌てて普段乗らない別の鉄道駅に走ったことがありました。「乗換案内」は常にチェックを。路線バスは、さらに遅れが頻発します。
車での移動が最も確実とはいえ、これも道中での事故で渋滞に引っかからないとも限りません。
筆者は先日、空港へ向かう際に交差点で車同士の事故が起こっており、しかも朝のラッシュ時間帯だったため、30分以上遅れました。いつ何時も時間に余裕を持って行動することが肝心です。
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