東京には魅力的な場所がいっぱいありますが、今回は「パワースポット」をめぐる旅はいかがでしょう。
昨今の値上げラッシュなどが続くいまだからこそ、金運アップにご利益がある神社は、旅先の候補のひとつです。ご紹介する5社は、由緒正しく霊験あらたか。お出かけ先として検討してみてくださいね。
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強運厄除のパワースポット「小網神社」/人形町駅etc…
東京でおすすめの金運アップの神社として、必ずといっていいほど名が上がる「小網神社(こあみじんじゃ)」。「東京の銭洗い弁財天」で名高いパワースポットです。
もともとは平安時代の僧侶・恵心僧都の開基と伝わる庵でしたが、文政元(1466)年に悪疫鎮護を目的として神社を創建。ご祭神はお稲荷大神・倉稲魂神(うがのみたまかみ)、弁財天・市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ)などです。
金運を授かるためには、銭洗いの井で清めた金銭を財布などに収めましょう。珍しい舟に乗った「萬福舟乗弁財天像」が目印です。
実は、小網神社が名高いのは、金運アップのご利益だけではありません。「強運厄除の神さま」ということも理由として挙げられます。
現社殿・神楽殿は、昭和20(1945)年の東京大空襲で戦火を免れた縁起物。日本橋地区で唯一現存する木造建築神社という事実も、強運の証だと思いませんか?
その上、第二次世界大戦の出征奉告祭に参列して御守を受けた氏子の兵士全員が生還したという逸話も!強運の神様が金運アップを支えるなんて、さすがは東京屈指のパワースポットですね。
- 小網神社
- 東京都中央区日本橋小網町16-23
- 03-3668-1080
- 人形町/水天宮前/茅場町
- 公式サイト
商売繁盛!なでおかめの鼻を撫でて金運アップ「鷲神社」/入谷駅・浅草駅
浅草寺を中心に、浅草にはパワースポットが多数存在します。地元で「おとりさま」と親しまれる「鷲(おおとり)神社」もそのひとつ。
天日鷲命(あめのひわしのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)をご祭神とする由緒正しい神社です。酉の市開催日には商売繁盛を祈願する人々でごった返しますが、通常は神社らしく静ひつな空気が漂います。
鷲神社へのご参拝の際には、縁起物「なでおかめ」への祈願を忘れずに。実は、この「なでおかめ」は、撫でる場所によってご利益が異なるのです!金運アップは鼻がおすすめです。
なでおかめのご利益が授かれるのは、以前は昇殿参拝された方や希望者限定でした。
しかし、平成22(2010)年、より多くの方が撫でられるように、社殿の賽銭箱の上でお披露目を開始。鼻は黒ずんできており、金運アップを祈願する方の多さがうかがい知れます。
ちなみにおかめはお多福とも称され、多くの福を招くといわれます。酉の市の名物・縁起熊手に飾り付けられることも多いため、ぜひチェックしてみてください。
- 鷲神社
- 東京都台東区千束3-18-7
- 03-3876-0010
- 入谷/浅草
- 公式サイト
おすすめは冬至~節分のご参拝!一陽来復御守「穴八幡宮」/早稲田駅
「穴八幡宮(あなはちまんぐう)」で金運アップのご利益をいただくなら、冬至から節分の間に参拝しましょう。なぜなら東京都内はもちろん、全国でも珍しい「一陽来復御守」が、この期間に授与されるためです。
御守の由来は、なんと聖武天皇が龍神から授かった打出小槌!この宝器は、『新編武藏国風土記』によると、公家の水無瀬家から穴八幡宮に納められたそうです。神社のご祭神の應神天皇・仲哀天皇・神功皇后が古の天皇・皇后ということも、縁を感じますね。
ただし、打出小槌が由来といっても、億万長者になれるわけではありません。この一陽来復御守のご利益は、過不足なくお金が回るように祈願されたもの。値上げラッシュが続く今こそ、手にしておきたい授与品です。
ご利益を得るためには、自宅や会社に祀る必要がありますが、その日時は年3回のみと決まっています。冬至からその翌日、大晦日から元旦、節分から立春それぞれに変わるその瞬間、つまり夜中の12時ちょうどです。
身近な場所をパワースポット化するのは、なかなか大変ですね。「夜中に祀るのは無理」という方には「一陽来福懐中御守」がおすすめ。お財布に入れれば、お金が過不足なく回るご利益が期待できます。
- 穴八幡宮
- 東京都新宿区西早稲田2-1-11
- 03-3203-7212
- 早稲田
- 公式サイト
目指せ1等前後賞!宝くじ当選祈願におすすめ「福徳神社」/新日本橋駅・三越前駅
宝くじ購入後の神頼みをするなら、「福徳神社(ふくとくじんじゃ)」がおすすめです。オフィス街にポツンと佇んでいますが、創建は古く、貞観年間(859年~876年)にはすでに鎮座していたといわれています。
主祭神は五穀主催の神・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。江戸時代には、江戸城内より勧請したと伝わる弁財天も合祀しました。
武家からの崇敬もあり、当時厳しく制限されていた富くじも、幕府の公認を受けて興行しています。なんと最高300両という当たりくじが出たことも!そのご由緒から、訪れる人が後を絶たないパワースポットです。
当選祈願におすすめなのは、宝くじを授与品の宝袋に収納すること。内側には宝船が、外側には小判柄があしらわれ、デザインから期待が高まります。
しかも、この宝袋は、デジタル化されたくじにも対応しているスグレモノ。公式サイトからダウンロード可能な「祈願札」を出力後、必要事項を記入すれば同党のご利益が得られます。祈願札に記載された「当選祈願の神様」が心強いですね。
ただし、「宝袋」は売り切れやすい人気の授与品。公式サイトの「お知らせ」をチェックしてからのご参拝をおすすめします。
- 福徳神社
- 東京都中央区日本橋室町2-4-14
- 03-3276-3550
- 新日本橋/三越前
- 授与所9:00~17:00/御朱印受付10:00~15:00
- 公式サイト
金運の象徴・白蛇を祀る「蛇窪神社」/中延駅・西大井駅
実は、蛇は金運を象徴する動物。中でも珍しい白蛇に由来する神社が、ここ「蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)」です。
本来の社名は「天祖神社」でしたが、問い合わせの多かった「蛇窪神社」を令和元(2019)年に通称表記しました。のぼりで目にする「蛇窪大明神」は、本殿・境内社に祀られている神様の総称です。
敷地内には金運アップを祈願できる場所が多く、パワースポット巡りを楽しみたい方におすすめ。参拝の際には、白蛇種銭を使った「銭回し」も試してみましょう。
蛇窪神社の白蛇との縁は古く、鎌倉時代にさかのぼります。当時、天祖神社の社殿横に湧き出る清水に白蛇が住んでいましたが、洗い場が消えたことで移動を余儀なくされました。白蛇が古巣を恋しがったため、弁財天社を建立する際に、白蛇を祀る石祠を作ったのです。
蛇窪神社へのご参拝は、巳の日と神社が設定するお正月期間が特におすすめ。なぜなら「夢巳札」が体数限定で授かれるためです。
この授与品には、金運を開く神様と崇敬される「岩国のしろへび」の脱皮と蛇窪大明神のお札が収められています。天然記念物でもあるため、東京では通常入手できない縁起物です。
- 蛇窪神社
- 東京都品川区二葉4-4-12
- 03-3782-1711(お問い合わせは9:00~17:00まで)
- 中延/西大井
- 公式サイト
初詣の時期は特に参拝者が増えがちなので、落ち着いたほかの時期にお散歩ついでに気軽に出かけてみてはいかがでしょう。日によってはお目当ての御守が授与されないかもしれません。
しかし、今回おすすめした神社は、由緒正しく、霊験あらたかなパワースポットです。心からお参りするだけでも、金運アップのご利益が得られるのではないでしょうか。
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