都内から1時間。春の女子旅におすすめな恋のパワースポット「秩父神社」
一週間がんばった週末にふらりと一人で、またはワイワイ友達とどこかに出かけたい!そんな時、東京からも気軽に出かけられるのが埼玉県秩父市です。埼玉県の南西部に位置する秩父市には、豊かな自然を生かした観光スポットが目白押し。
そんな秩父市に埼玉県でも指折りのパワースポットがあります。それが「秩父神社」です。今回は女子旅にも一人旅にもぴったりな埼玉県・秩父市にご鎮座する秩父神社をご紹介します。
目次
秩父神社はどんな神社?

全国各地に合計8万社以上もあるといわれる神社。お正月には初詣に出かけますし、人生の節目には神社へ参拝するという方も多いでしょう。
家の近くに神社はあるのに、どうしてわざわざ遠くの神社へ?なんて時代はもう昔の話。今や有名な神社は地方を潤す大切な観光スポットとなっています。秩父神社も全国に名前を知られる有名な神社のひとつ。全国各地から秩父神社に参拝する目的で、多くの人が集まります。
秩父神社は創建2000年を超えるという、関東でも屈指の古社。秩父地方の総鎮守として長い歴史を持っています。毎年12月2日と3日に行われる例大祭「秩父夜祭」は重要無形民俗文化財にも登録されています。
あの有名な日本武将・徳川家康とも関係が深い!

2000年以上の歴史を持つ秩父神社は、あの徳川家康とも縁が深い場所としても知られています。鮮やかな赤色の社殿はあの徳川家康の寄進によって建立されたもの。もともと同じ場所には旧社殿がありましたが、1569年に武田信玄の進軍により焼失。その後、1592年に徳川家康が社領57石を寄進して再建されました。
現在見られる社殿は2023年に塗り直しが完了し、とても色鮮やか!今回の塗り直しは約50年ぶりということで、今が特に美しい社殿が見られる大チャンスです。
秩父神社へのアクセス

秩父神社はアクセスも抜群です。東京から電車で向かう場合、池袋駅から西武池袋線特急ラビューを利用するのがとても便利です。特急を使えば乗換なし、80分で秩父神社最寄りの西武秩父駅まで到着します。特急ラビューは全席指定ですが本数も多く、広々とした座席が魅力!Wi-Fiも完備でとても快適な旅が楽しめます。
西武秩父駅から秩父神社までは徒歩15分ほどととても近く、駅を出るとすぐ参道に入ります。鳥居まで続く道のりは「番場通り」と呼ばれ、古き良き商店街となっています。ゆったり散策を楽しみながら神社を目指しましょう。
秩父神社の見どころを紹介!
番場通りを進むと石造りの大きな鳥居が見えてきます。ここから先は神域なので、まず一礼をしてお邪魔しましょう。歴史深い秩父神社は境内に見どころがたくさんあります。見逃さないようにしてくださいね。
秩父神社だけの特別な「手水舎」

どの神社にもある必ずある「手水舎」ですが、秩父神社の手水舎は特別です。鳥居をくぐると左手に見えてくる手水舎は、平成の百名水にも選出されている武甲山伏流水が引かれています。ひんやりと冷たい武甲山伏流水は手を洗っても分かるまろやかさ。ぜひ体験してください。
御神木の「大銀杏」

社務所を超えて神門をくぐると、左手にあるのが立派な御神木の「大銀杏」。樹齢400年とされる立派な木で、高さ30mの巨木です。昭和41年9月には台風による被害を受けましたが樹木医により治療され、今は元気な姿を見せてくれています。倒れても起き上がるその立派な姿には勇気をいただけますよ。
豪華な社殿に参拝

いよいよ社殿に参拝しましょう。秩父神社の社殿は豪華な朱色に細やかな彫刻が施されています。埼玉県の有形文化財に登録されている権現造りの美しい社殿です。鮮やかな彫刻は社殿正面だけでなく、側面にも広がっているのでお見逃しなく。
社殿にひろがる4つの動物の彫刻

まず社殿正面左側にあるのが「子宝・子育ての虎」の彫刻です。生き生きと躍動感たっぷりの虎の子と、その親の姿が描かれています。虎は徳川家康を守護するために描かれたのだとか。

側面右側に回ると目の覚めるような青色の体を持つ龍の彫刻が。「つなぎの龍」と呼ばれるこの彫刻は秩父に残る龍の伝説が描かれたものです。

左側面には「お元気三猿」。2022年に修理を終えとても華やかです。秩父神社の猿の彫刻は「よく見て・よく聞いて・よく話す」の意味が伝えられています。「見ざる・聞かざる・言わざる」とは真逆のものなんですよ。

社殿の北側には「北辰の梟(ほくしんのふくろう)」と名付けられたフクロウの彫刻が。実はフクロウは「不苦労」とも書けることから幸運の象徴とされています。体は正面を向いたまま顔を北に向けているフクロウは、北側を守護するために描かれたのだとか。
神様が降り立つ石
本殿を背に右側、神門すぐの場所に鎮座している末社「柞稲荷神社(ははそいなりじんじゃ)」の隣には、巨大な石が祀られています。この大きな石は「神降石(じんこうせき)」と呼ばれるもので、その名の通り神様が降り立つという言い伝えが!秩父神社きってのパワースポットにもなっています。
名物の「水占い」

秩父神社には一風変わったおみくじも。大人気の「水占い」は境内の右側を流れる「柞の禊川(ならのみそぎがわ)」の側で体験できます。初穂料200円をおさめ、色とりどりな筒状のおみくじを選びます。
広げてみると、そこには何も書かれていません。ただの白い紙に見えますが、それを小川の水に付けてみると文字が浮かび上がる仕組みになっています。水占いは運勢を占うだけでなく、恋愛運アップのご利益もあるとされているので、ぜひ体験してくださいね。
今回は東京からの日帰り旅にぴったりな秩父神社をご紹介しました。見どころたっぷりのパワースポットである秩父神社。ぜひ次の週末に訪れてみては?
- 秩父神社
- 埼玉県秩父市番場町1-3
- 0494-22-0262
- 秩父
- 公式サイト
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