豪華絢爛な山車。埼玉県に370年続く秋の伝統「川越まつり」

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埼玉県川越市で毎年秋に開催される「川越祭り」。古き良き面影を色濃く残す川越市の街並みを大きな山車が練り歩く、伝統あるお祭りです。

2023年は10月14日(土)〜15日(日)に開催されることが決まっており、お祭りに合わせて旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな伝統と美しさを併せ持つ、埼玉県川越市の「川越祭り」をご紹介します。

「川越祭り」はどんなお祭り?

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毎年10月の第3日曜をメインに、前日の土曜日から2日間に渡って開催される「川越祭り」。

このお祭りの元となるのは、川越市に鎮座する氷川神社の例大祭。今から約370年前に始まったお祭りで、ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財にも登録されています。

見どころは煌びやかな山車の数々。大きなもので高さ8m、幅2.5m、長さ4.5mにもなる巨大な山車が、川越の街を練り歩きます。

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川越市は小江戸と呼ばれる美しい街並みが特徴。古き良き美しい街並みの中を伝統の山車が練り歩く様子はまるで江戸絵巻のようです。

お祭りは川越市中心街で執り行われ、電車ならJR川越駅から徒歩約25分、もしくは西武新宿線を利用すれば本川越駅から徒歩約10分ほどで開催エリアに向かうことができますよ。

豪華絢爛!川越祭りの山車

今回は、2022年に開催された川越まつりの様子と合わせて紹介していきます。


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お祭りの際に山車を引く文化はたくさんの地方に残されていますよね。山車は、神様に降りてきていただくための大切な依代とされており、お神輿よりもさらに歴史が古いのだとか。

各地のお祭りで登場する山車にもそれぞれ特徴がありますが、川越祭りの山車は、煌びやかで大きな「江戸型」と呼ばれるものです。

江戸型山車の特徴は最上部にからくり人形が備えられていること。川越祭りの山車の頂上にも、戦国武将や神様などのからくり人形がどんと座っています。

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山車はすべて合わせると29台に上り、毎年厳選されたものが走ります。

一堂に会することはほとんどなく、2022年は川越市100周年を記念して、10年ぶりにすべての山車が揃いました。次回はいつ勢揃いするのか、今から楽しみですね。

仲町交差点では、「鳶のはしご乗り」も披露されます。

幸町で行われる伝統行事は、高く伸びるはしごに鳶職人がのぼり技を披露するもの。まるで忍者のようなバランス感覚で、ひょいひょいとハシゴを登っていく様子は圧巻です。

技が披露される度に周りからは拍手が湧き起こり、わっと歓声が上がります。晴れ舞台で生き生きと輝く職人さんにも注目してくださいね。

山車が出会う圧巻の光景「曳っかわせ」

山車を引く方の人数は大きさにより異なりますが、10人以上が引いて、4人が山車に乗り込みます。

ソーレイ!ソーレイ!という大きな掛け声を響かせながら、街中を山車が行く姿は圧巻の一言!

特に人気が高いのが「曳っかわせ(ひっかわせ)」と呼ばれる、山車どうしが出会った際に繰り広げられる光景です。

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街の中を練り歩くのですから、山車同士が出会うことももちろんあります。そんな時、山車同士は正面を向いて、太鼓、笛、踊りで賑やかに盛り上がるのです。

特に夜、提灯を高く掲げながら人々が揺れる姿、赤やオレンジの光を放つ山車が舞う姿は必見です。

この曳っかわせは2台の山車とは限りません。「辻」と呼ばれるいわゆる交差点は山車が集まりやすく、3台、4台が絡み合う巨大な曳っかわせが見られることも。

闇夜に浮かぶ迫力満点の曳っかわせは美しく、祭りの情緒を盛り上げてくれます。


日曜日の始まりは「神幸祭」から

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メインとなる日曜日は、お昼間から大賑わい。街全体がお祭りを心待ちにしていたように、そわそわと浮き足だっています。お祭りの日はこの雰囲気がたまりませんよね。

午前中から「神幸祭(しんこうさい)」から始まります。

氷川の神様が神輿に乗られて町を巡行することで、その御神徳をいただき、幸福と町の繁栄を祈請すると言われています。お神輿もとても豪華なのでお見逃しなく!

市役所前を巡行する山車

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午後※には、市役所前を山車が巡行します(※2023年度は13:30〜15:30頃市役所前を巡行予定)。

この時間帯から観光客や地元の人々で道は大賑わい!活気あるお祭りの雰囲気が味わえます。

山車はこの後それぞれの町へ戻り、会所と呼ばれるお祭りの本部へと戻ります。日が落ちてきた中山車に灯りが灯され、こちらでもお囃子が披露されます。

伝統文化の美しさを見に行こう

今回は埼玉県川越市に秋の訪れを告げる「川越祭り」をご紹介しました。

街中を走る山車がメインの川越祭り。当日は至るところで山車のルートを記したマップが配られているので、ぜひ参考にしましょう。

中心市街地はほとんどのルートに交通規制が入るので、公共の交通機関を使うことをおすすめします。

現代まで変わらず続く迫力の川越祭りをぜひ体験しに出かけてみませんか?

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