土地の特色を活かした地域づくりが全国各地で取り組まれています。全く新しい価値を創造するプロジェクトもありますが、地域がもともと持っている価値を再認識し、それを今に生まれ変わらせる取り組みに期待が集まっています。
この「既にある価値」を改めて見直し、まちを編集して編みなおすプロジェクトに焦点をあてたのが、東京六本木・東京ミッドタウンで開催されている「地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-」です。
地域にデザインの視点を取り入れた20の取り組み
2016年2月18日から、東京ミッドタウン・デザインハブにて「地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-」が開催されています。
グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会と、プロジェクトデザインで社会を変革する力を持った人材育成を目指す事業構想大学院大学が共同で企画運営を行う本企画では、地域の活動にデザインの視点を取り入れた20の事例を紹介しています。
会期中にはプロジェクトの事例展示だけでなく、まちの編集に関わる方々のトークイベントも実施。自治体の取り組みだけでなく、地域を活かした取り組みを行う民間企業の事例などもこちらで披露されます。
27日〜28日にかけては全国各地からプロジェクトの出展者の方々が来場し、来場者とのコミュニケーションや新しいネットワークの機会をつくる「つながるまつり」も開催されます。
今回は20あるプロジェクトから、編集部が特に注目している事例をご紹介。