残り1500本!宮城の「海鞘(ホヤ)エール」が5年ぶりに再販開始

宮城県の南三陸町で60年以上続く鮮魚店「山内鮮魚店」がとんでもない商品を作り出していました! その名も「海鞘エール」。そう、宮城県が生産量日本一を誇る海鞘(ホヤ)を使ったビールなんです。

海のパイナップル入りビール、そのお味は?

「えー…あのホヤ…?」という声が聞こえてきそうですが、そのホヤです。

海のパイナップルとも言われ、赤褐色の丸い形にボコボコの凹凸が特徴の海の生物です。ホヤ貝と言われることもありますが、実は貝ではありません。脊索動物の一種でホヤ目に属する海産動物なんだそうで、意外や意外、広ーい意味では人間と同じグループというわけです。独特の苦味と磯の風味は、好き嫌いが分かれますが、ホヤ酢など酒の肴として重宝される珍味です。

そんな海の幸ホヤの煮汁を醸造段階で麦芽・ホップと一緒に煮込み、ホヤ殻を沈めホヤエキスを抽出して作ったのが、この「海鞘エール」です。スモークした麦芽を加えることで、香ばしい香りとホヤの旨味と風味が見事にマッチング。ホヤの殻の色をそのまま再現したかのような琥珀色のレッドエールは、海辺の風景を連想させる爽やかな味わいで、刺身や酢の物、燻製などに合うそうですよ。

山内鮮魚店と世嬉の一酒造株式会社がコラボレーションしたこのビールは2010年にも販売されていたのですが、東日本大震災の影響でホヤの生産量が激減し、しばらく製造をストップしていました。今年ようやく製造が復活し、8/26日より3000本限定で販売が開始されました。

山内鮮魚店に確認したところ、販売からちょうど1週間ですでに半分の1500本が売れ、残りもあっという間に売り切れるだろうとのこと。ビール好きはもちろん、酒好きなら一度は飲んでみたい「海鞘エール」はこちらから購入できますよ。

「海鞘エール(ほやを使ったクラフトビール)」330ml詰

内容量:330ml詰
原材料:麦芽、ホップ・ほや殻・ほやエキス(麦芽比率50%以上)
Alc:5%
蔵元:世嬉の一酒造(岩手県一ノ関市)

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