旅好きの人の心を魅了する日本の離島。現在、日本には400を超える有人島が存在します。場所によってはアクセスが不便な島もあり、気になってはいるがなかなか行けないという人もいるのではないでしょうか?そのような人も気軽に島料理が楽しめるお店が「離島キッチン神楽坂店」です。
80以上の島々と協力して島料理を提供する「離島キッチン神楽坂店」
今回訪れたのは、都心にありながらも島の雰囲気を感じる佇まいの「離島キッチン神楽坂店」です。2015年9月にOPENしたここ神楽坂の店舗をはじめ、現在は札幌、東京・日本橋、福岡、島根・海士町の5店舗を経営しています。
代表の佐藤さんが離島に興味を持ったのは、2009年に島根県隠岐・海士町という離島が行商人を募集したことがきっかけ。海士町は写真のように漁場が豊富で、半農半漁の独特の島文化を持っています。
それまで特に離島に興味がなかった佐藤さんでしたが、訪れた海士町の雰囲気と、そこで食べた大きな牡蠣の美味しさに感動。日本にあるさまざまな離島の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと、物販や催事などのイベントを経た後、離島キッチンをOPENしました。
「東京にいながらも島にいるような空気感を体験してほしい」という佐藤さんの思いから、お店の内装は船小屋をモチーフにし、壁は船小屋のようにあえて錆びたような加工に。写真にあった海士町の漁場をモデルにしているのだとか。
南国の離島を彷彿されるグリーンもポイントに置かれ、天井には沖縄の民具の“クバ細工”も飾られていました。店内のあちこちに、離島を連想される装飾が施されています。