旅先で求めるものは人によってさまざま。しかし、目的はそれぞれ違っても、旅先では共通して「食事」をとるはず。せっかくなら旅先では美味しいものや、その土地でしか食べられないグルメを楽しみたいものですよね。
この度、株式会社リクルートライフスタイルの海外旅行に関する調査研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」が、2018年に海外旅行をした18歳以上の男女を対象に「海外旅行先の満足度」に関して調査を実施。
その結果のなかから食事部門の満足度ランキングをご紹介してきます。
第10位 アメリカ東部
アメリカ東部といえば、ニューヨークやワシントンD.C.、ボストンなど、建国当時の歴史が伝わる都市がたくさんあります。
魚介類が豊富なボストンでは、二枚貝と牛乳ベースの白いクリームスープで作った「ボストン・クラムチャウダー」が名物のひとつです。
ボストンクラムチャウダーに対し、ニューヨークのマンハッタンでは、野菜をたっぷり使ったトマトベースの「マンハッタン・クラムチャウダー」が名物として親しまれています。
また、独立宣言が行われたペンシルベニア州のフィラデルフィアの伝統料理「チーズ・ステーキ」はボリューム満点。
ステーキといっても、薄切りの肉ととろとろのチーズを挟んだサンドイッチで、現地ではファストフードとして人気を集めています。
第9位 シンガポール
マレーシアの南に位置するシンガポールでは、中国料理、インド料理、マレー料理など、世界のあらゆるグルメを楽しむことができます。
そんなシンガポールで親しまれているグルメといえば「ハイナンチキンライス(海南鶏飯)」。
日本のチキンライスとは異なり、茹でたチキンと、その茹で汁や鶏ガラスープで炊いたご飯をあわせた料理です。あっさりとした味付けで、とても食べやすいので、現地の人だけでなくさまざまな国の旅行者からも人気を集めています。
また、シンガポールには中国料理とマレー料理がまざったプラナカン料理があります。
なかでも鶏肉をブアクルアという実で煮込んだ伝統的な料理「アヤム・ブアクルア」は、長時間煮込まれているためチキンがとても柔らかく、とろけるような味わいが特徴です。
もっとディープな料理を楽しむなら、チャイナタウンやリトルインディア、ホーカーズ(屋台街)もおすすめ。串焼きやスイーツまでそろっているので、現地の人に混じって食べると、ツウになったような気分になれますよ。
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第8位 スペイン
スペインの首都マドリードには、肉や野菜を土鍋で煮込んだ「コシード」という伝統料理があります。レストランだけでなく、家庭でも愛されている料理で、旨味たっぷりの逸品。
このコシード、実はとてもボリューミーで、スープ、野菜と豆類、肉類の順番に提供されるようになっています。なかには食べきれないほどの量のことも…。
お店によってはタッパーを持ち込むと持ち帰ることもできるそうですよ。
スペインといったらはずせないのが「バル(酒場)」です。街中にはたくさんのバルがあり、お酒を飲みながら、軽食をつまんでゆったりとしたひとときを堪能することができます。
バルでは「タパス」という小皿料理を頼むのが基本。マリネやハム、アヒージョなどさまざまなスペイン料理を楽しめます。
また、タパスだけでなく「ピンチョス」という、いろんな食材をクシで刺した(片手で食べられる)おつまみもはずせません。
とてもリーズナブルな価格で多種多様な料理を楽しめるので、スペインを訪れた際はぜひバルに立ち寄ってみてくださいね。
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- >>>旅人が愛す観光大国「スペイン」、知っておきたい基本を徹底ガイド(掲載日2019/07/08)